【黒バス】こんなはずじゃなかった【ハイキュー】

じゅうにわ。 ページ13

「気にしなくっていいとかじゃ無くてs…」


ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ


チャイムがいい感じのタイミングで鳴る。

あぁ、良かった。助かったよ。


「変に詮索はしないでくれると助かるよ。
これは私の過去だから、今更変えられるわけでもない。」

「それは、僕に無駄に深入りされたくないって事？」

「そんな事一言も言ってないじゃん。」


深入りされたくないのもあるけどそれだけじゃない。


「………ほら、早くしないとまた遅れちゃうよ？」


若干煽り気味で言う。

こうなるときっと、乗ってくる。

ちょっと癪に触る感じの言い方だからね。


「……、わかったよ。探らなきゃいいんデショ？」


若干、意味深的な感じで言う月島君。

私 意味深的なそーゆーのチョットワカンナイカナー(棒読み)


「仕方ないから話してくれるまで、僕は待っててあげる。」

「は？」

「話したくも無いのに無理に聞き出したって、君の脳ミソでも嘘くらい吐けるデショ？

それじゃ意味ないから君から話してくれるまで仕方ないから、待っててあげる。」


さっきとは違って優しさを滲ませて言う月島君。

私から話すまで待っててくれるって言った。


「本当に待っててくれるの？」

「しょうがないジャン。」

「10年とか…沢山待たせるかも知れないよ？」

「いーよ、別に。
僕が勝手に待つだけだから。」


何か問題でも？と嫌味っぽく笑う月島君。

そんな笑顔も気にならないくらい、正直嬉しかった。

今までの辛いことを共有できる人が出来た気がして。

ごめんね、月島君。

今はまだ話せないけど、いつか話すから。

待つって言ってくれた君にならいつか話せるから。

だから、待ってて。


「ちょ、何泣いてんの！？僕が誤解されるんだけど！
ほら、早く涙拭いて教室戻んなヨ。」

「うん、ごめんね。」


日常が壊れるまで後3週間。

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