「56話だよ。惚れんなよ。」 ページ8
打ち上げの為にお好み焼き屋にやって来た誠凛高校バスケ部一同。
驚いた事にそこには笠松さんと黄瀬がいたこと。
そして何故か俺がその席に相席させられることになったこと。
えぇー…きまず…。
「飲み物何飲む?お前ら。」
日向先輩が聞きに来てくれる。
正直、ちょっと辛いものがあるけどそれは俺の個人的事情だしな。
「んじゃ、とりあえず生で。」
「ダァホ!!ソフトドリンクに決ってんだろが!」
「嘘だって〜、烏龍茶で。」
生を頼んだら頭をスパンと叩かれた。
まぁ、飲まねぇけどさ。
するとガラッと店の扉が開く。
「おっちゃーん、2人入れますか?」
「あっ。」
「えっ。」
そこに居たのは緑間と高尾で、俺らを見つけた途端帰るとぐずりだした緑間が扉を開けた瞬間の暴風雨。
死ぬほど笑った。
「緑間ここ座れよ。俺あっち行くから。」
「別にいいのだよ。」
「遠慮すんなって、な?高尾。」
「おう!俺も東海林君と色々話してぇし…って!そこに居るの笠松さんじゃないスか!?」
笠松さんを見つけた途端テンションぶち上がる高尾の腕を引いて席を離れる。
そして出来上がったのはキセキの世代が半分ほど集結した超豪華な席。
「…お前ら、これ狙っただろ?」
「「えー?べっつにー♡」」
笠松さんに聞かれ、高尾と声をハモらせ否定する。
そしてそのまま楽しくお好み焼きを食う…とかにはならず、高尾が緑間の頭の上にお好み焼きを降らせるという芸当をした。
「ギャーッハッハッ!!高尾お前天才かよ!!ハハハッ!ちょーウケる!!」
爆笑しながら同じ事をしてた俺は黒子の頭にお好み焼きを降らす。
恐ろしい位二人とも同タイミングで立ち上がり俺らを外へと連れ出す。
いや、いやいやいや、怖すぎだろ。
「東海林君、飲食店ではふざけない事、食べ物では遊ばないことなど基本的なマナーは幼稚園で習わなかったのですか?」
「すみません。」
「謝って済むなら警察はいらないんですよ。」
グチグチネチネチと説教をされるが、まぁ全面的に俺が悪かったから仕方ねぇ。
そう言えば、と思い出し切り出す。
「…俺、短期留学でイギリス行くって言ったっけ?」
「今はそんなこと…えっ?」
「一ヶ月ちょいくらいか?
イギリス行くって言って……ねぇのかその反応は。」
まぁ、そういう事だからと黒子の手にお金を渡して先にそそくさと帰る。
叔父がイギリスに勤めており、俺自体も優秀な生徒だから一ヶ月位イギリスに行ってくら。
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恋@眼鏡(プロフ) - 可也さん» ありがとうございます!!拙い作品ではございますが頑張っていこうと思います! (2019年5月28日 20時) (レス) id: a273382bf7 (このIDを非表示/違反報告)
可也 - とても面白かったです!!!続き楽しみにしてます!!! (2019年5月27日 19時) (レス) id: 430d859c05 (このIDを非表示/違反報告)
恋@眼鏡(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» コメントありがとうございます。灰崎くんの小説も機会があれば挑戦してみたいと思います! (2019年4月28日 17時) (レス) id: a273382bf7 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様の小説も書いて欲しいです (2019年4月13日 15時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:恋@眼鏡 | 作者ホームページ:http://sukinaharahasakuradeui
作成日時:2018年11月21日 8時