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「68話だよ。惚れんなよ。」 ページ20

※『』英語、「」日本語 での会話になります。
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黒子side

東海林君が何も言わずにイギリスへ旅立ってから幾日か経った。

正確には、日付は誰にも言わずに行くという事実を僕にだけ伝えて旅立ってから、だ。

夏休みに入り僕らは海へ合宿に来た。

どこかボロボロの宿に宿泊しながら、とのことで荷物を宿に置き着替える。

一年生の部屋、という割にはなんだかスペースが少し余る気がして。


「……なんか、この人数にしては少し広いような…?」

「そーか?気のせいじゃねぇの?」


早く荷物置いて行こーぜ。と言う火神君の声にはい。と返事をして部屋を出る。

宿の玄関に車で来たカントクと落ち合う。


「うん。時間ピッタリ。みんないるわね?」


カントクが僕らの人数を確認して数え終わったと同時にピタッと止まる。


「…みんな、は居ないわね?」

「?あの、カントク?」

「いいわ、取り敢えず行くわよ。」


ふふふ、と不敵に笑うカントクに嫌な予感がしながら砂浜へ向かう。

そこにはバスケットコートが作られていた。

カントク曰くここで練習をするらしい。


「さあ、始めるわよ。(地獄の)合宿!!」


その声と同時に笛を吹くカントク。

練習を始める僕ら。

ある程度練習が進んだ頃。


「ねぇお兄さん一人?アタシ達と一緒に泳がない?」

「ちょっと、先に私らが誘ってるんだけど!」


女の人達が集まっているところが一箇所、目立っていた。


「…ったく、羨ましいぜ……俺達はこの暑い中練習頑張ってんのによ…。」

「イケメンはいいよな…てか普通に耳障りだし腹立つからどっか行かねぇかな…。」


福田君と河原君がそんな事をボヤいて、まぁまぁと伊月先輩が宥めていた時だった。


『お姉さん今暇?俺と遊ぼーぜ?』

「えっ?」


例の女の人の中心にいた男の人がカントクの肩をグイッと抱き寄せていた。

英語で話し掛けている当たりアジア系の外国人だろうか?サングラスをしていて顔はよく分からない。


「ちょっと、離してよ!」

『何々?海でバスケ?よく思いついたなこんな事!』

「すみません、その手を離して貰えますか?」


何時までもカントクを離す気配がない男の人に話し掛けると驚いた顔をされる。


『うお!?…こりゃあ驚いた!まるで幽霊だな君は!』

「カントクが嫌がっています。それともカントクの知り合いですか?」


どこかで聞いたことがある気がするその声に違和感を覚える。

何故か初対面な感じがしないのだ。

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恋@眼鏡(プロフ) - 可也さん» ありがとうございます!!拙い作品ではございますが頑張っていこうと思います! (2019年5月28日 20時) (レス) id: a273382bf7 (このIDを非表示/違反報告)
可也 - とても面白かったです!!!続き楽しみにしてます!!! (2019年5月27日 19時) (レス) id: 430d859c05 (このIDを非表示/違反報告)
恋@眼鏡(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» コメントありがとうございます。灰崎くんの小説も機会があれば挑戦してみたいと思います! (2019年4月28日 17時) (レス) id: a273382bf7 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様の小説も書いて欲しいです (2019年4月13日 15時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:恋@眼鏡 | 作者ホームページ:http://sukinaharahasakuradeui  
作成日時:2018年11月21日 8時

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