「64話だよ。惚れんなよ。」 ページ16
プール練も終わりシャワーを浴びている俺たち。
積もる話もあるだろうと黒子と桃井ちゃんはプールサイドに残して。
あちこちから疲れた、辛いという声が上がる。
「キッツ〜全身ガクガクなんだけど。」
「このあと午後練とかヤバくね？」
そんな事を言いつつ先輩方の視線はしっかり桃井ちゃんの胸に向かっていて。
「いや〜さすがの俺でも引くわ〜…。」
「今日午後練のメニュー3倍にしたから。」
死んだ魚の目をしたようなカントクが地獄のような一言を残す。
「ちょ、はぁ！？死ぬって！」
「うん死ねばいい。」
「ぴょ！？！？」
マジかよ、と思っている横から視線を感じる。
その視線を辿った先には小金井先輩が。
「…？なんすか？」
「お前、いい身体してるなーって。」
「………えっ？(引)」
そっと自分の身を抱き抱えるように腕を閉じると違う違う！と否定する小金井先輩。
「なんか、細マッチョって言葉がぴったりだなーって言うか…なんか締まってんなーって。」
「俺狙われてんの？」
「だから違うって！」
じゃあなんだよ、と視線を向けると何の造作も無しに普通に俺の方を見て
「お前、男が憧れる感じでカッコイイなって。」
身長は無いけど！と付け足したものの、急に褒められる。
「バカ！コガお前！」
「………ふっふっふっ…。」
「…東海林？」
「こいつ壊れたか…？」
河原と福田がヒソヒソと話し出す。
そうかそうか、俺は男からも憧れられちゃうくらいかっこいいか…！
「まぁ俺ですから！！カッコイイのなんて当たり前ですし！？イケメンに生まれた責務って奴ですかね！！常に完璧で居なければならない因果故のプロポーションって奴！？」
「コイツすぐ調子乗るから褒めるなって言っただろ！コガァ！！」
「ここまで乗るとは思わなかったんだよ！！」
先輩方から中々褒めてもらえない俺は嬉しさに舞い上がる。
「ポーズとか決めてあげてもいいぜ…？」
「様になってんのがムカつくわお前！」
とか言いつつ写真を撮って遊び出す俺ら一年(黒子と火神除く)。
目線こっちーとか次もっと色っぽくーとか指示が飛び交い、それに乗る俺を見てゲラゲラ笑いながら写真を撮ってく三人。
そんな三人と写真を見て俺自身もゲラゲラ笑う。
「お前らうるせぇぞ！早く着替えてこいダァホ！！」
日向先輩の怒号が飛んできたため終了した。
「顔は良いから様になってるのがマジで笑える。」
「ん？降旗、それって褒めてんの？」
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恋＠眼鏡(プロフ) - 可也さん» ありがとうございます！！拙い作品ではございますが頑張っていこうと思います！ (2019年5月28日 20時) (
レス) id: a273382bf7 (このIDを非表示/違反報告)
可也 - とても面白かったです！！！続き楽しみにしてます！！！ (2019年5月27日 19時) (レス) id: 430d859c05 (このIDを非表示/違反報告)
恋＠眼鏡(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» コメントありがとうございます。灰崎くんの小説も機会があれば挑戦してみたいと思います！ (2019年4月28日 17時) (レス) id: a273382bf7 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様の小説も書いて欲しいです (2019年4月13日 15時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恋＠眼鏡 | 作者ホームページ：http://sukinaharahasakuradeui
作成日時：2018年11月21日 8時
