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「よし、よし、よし！覚えた！」
『兄ちゃんが服選んだしね』
「せやな！まぁ黒いパーカーに白のスキニー、黒のハイカット、黒縁メガネな！」
『どこにでもおりそうな格好になったけど大丈夫なん…？』
「大丈夫やって！かっこええよ！うん！Aの身長俺と同じやし！」
『センラさんくらいは欲しかったわ』
「ええねんそんなこと言わんといて」
『はい』
俺は斜めがけのカバンを持ち、その中に携帯と財布を入れる
兄ちゃんと一緒に会場に行くことに。
まだ早いけど、一人で行くよりまぁ交通費も浮くし。タクシー代割り勘したらええやろ
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿
『応援してるで』
「おん！ちゃんと見ててなぁ！」
『はぁい』
裏で別れ、俺は物販に。
うわぁ、並んでる…
…女の人多いなぁ…すっご、でもチラホラ男の人もおるわ
俺も「坂田家」の法被来てきたらよかった
持ってへんけど
最後尾を見つけ、俺はそこに並ぶ
物販までまだ数時間
きつい。
…
…
『買えたぁ…！』
並んでてよかった
スタッフさんに欲しいものをいえばすぐに渡してくれた
感謝しかない
俺は邪魔にならないところで缶バッチを開ける
ほか3人のグッズも欲しかったから缶バッチは少なめに
次々と隅の方で開けていき、これは無理やな。そう思ってた時
出てきたのはとなりの坂田。それもサイン入り
そして最後のひとつ、出てきたのは
楽屋招待
『あぇ…え…うっっっ………そやろ…』
思わず叫びそうになったが、口を抑え小さい声に変える
サイン入りも出て楽屋招待…
スランプを乗りきったご褒美と言っていいのか…？
そんな時。声をかけられた
「あの…」
『あ、はい…？』
「推しって誰ですか？」
『あぁ…坂田さんですけど…』
「私、志麻さん推しで…でも坂田さん沢山出ちゃったから交換出来ないかなって思いまして…」
若い女性。めっちゃ可愛いやん
そう思いながら俺の缶バッチを見る
…志麻さんが多い…な。うん、別に交換…してええか
坂田さんの缶バッチ多くなるならええわ
『ええですよ、えっと…』
「…」
袋の中じゃ見えずらく、俺は手のひらに乗せて志麻さんを探した
その時は黙ってた女性がいきなり手を出して手のひらに乗っていた缶バッチを掴んだ
…何個掴まれたかわからへん
でも、明らかに少ななってた
そして、サイン入りと楽屋招待。ふたつが無くなってた
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推し達愛されたい(プロフ) - すき (2021年10月16日 18時) (
レス) @page44 id: eb578b821e (このIDを非表示/違反報告)
いおり - 番外編がもはや本編!!!!素晴らしい作品でした!更新、お疲れ様でした! (2020年7月5日 2時) (レス) id: 5ad600b11d (このIDを非表示/違反報告)
何某(プロフ) - 和美さん» ほんとにすみません…！オチも思いつかず、ネタももう思いつかずで…申し訳ないです…。 (2019年9月29日 19時) (レス) id: 68c9bd79b0 (このIDを非表示/違反報告)
和美(プロフ) - こんなに面白い作品で続きを楽しみにしていただけに、このような形で終わってしまってショックが大きいです..... (2019年9月29日 18時) (レス) id: d5d342c2be (このIDを非表示/違反報告)
何某(プロフ) - すこさん» ありがとうございます！！！！頑張ります…！！！ (2019年9月28日 0時) (レス) id: 68c9bd79b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：何某
| 作成日時：2019年9月21日 23時
