#/13. ページ15
『…』
することが無い。
標本ももう諦めた
お母さんの再婚相手の男に馬鹿にされ、挙句の果てには壊され。
まぁそれももう1年前の話。
俺は進級した
小6に
長くて短いような…
よぉ分からん2年やったな
「あぁ…うん、いいよ。ここはね…」
教室の端で勉強を教えるエーミール
周りには男も女も沢山引っ付いていた
エーミールは、俺の家よりも少し裕福。
お母さんもお父さんもいいところに務めてるらしくて
欲しいものは全部買ってもらえるくらいには余裕があるらしい
まぁ皆、エーミール自体を見てへんねん。
その後ろの財産？狙っとるっちゅうわけ
俺わかるもん
エーミールな、いつもバレンタインのお返しに高いハンカチとかあげてんねん
男子には新しく出たばかりのゲームのカセットとかさ。
多分親がそうしてんねやろうけど…
…まぁ、周りのやつはそういう物目当てやねん。
エーミールは俺だけと関わってればええねん…
…けど、ここ最近話せてへん
さっきも言った通り、エーミールの周りには男も女も引っ付いてる
そして俺はクラスで何故か浮いている。
なんでなんかな
笑える
『…』
勉強なんて、1度見たら、聞いたら全部覚える。
テスト勉強なんてする必要が無い
皆が必死になってしてる間、俺は遊ぶ…が、周りはそれをよく思わないらしい。
いや遊んだらあかんやろ、それは分かってんねん。
でも、瞬間記憶能力、っちゅう…変な能力持っとる俺が気に入らへんのやろうな
先生に変な噂流してんねん
「彗青がカンニングしてた」
「チラチラ俺の回答を見てくる」
「先生が教室を出た時、ふざけたりしていた」
そんな事。
嫉妬って醜いもんやなぁ
……。はぁ
エーミールと話したい
話して馬鹿みたいにでかい声で笑いたい
腹の底から声出して笑いたい。
『……人気者ってええよなぁ…』
俺の小学生時代。
残り1年あるが…ダメだ
全く面白くなかった
「…A」
名前を呼ばれ前を向くとエーミールが立っていた
『…どないしたん…？』
「ここ。ちょっと教えて欲しいんやけど…、俺でも分からへんねん…」
『あ…せやから、ここは割り算やねん。これとこれで割って…そしたらすぐ解けるで』
「ほんまや…！ありがとうな！ほんま頼りになるわぁ」
『…せやろ！？俺頭ええからなぁ！いつでも頼ってや…！』
…でも、偶にこうやって頼られるのは嫌ではない…な。
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Leia(プロフ) - 何某さん» ありがとうございます！ (2019年9月16日 6時) (
レス) id: fe9e2dc0df (このIDを非表示/違反報告)
何某(プロフ) - Leiaさん» 失礼しました…非公開にしてました、多分もう公開出来てると思います！ (2019年9月16日 2時) (レス) id: 68c9bd79b0 (このIDを非表示/違反報告)
Leia(プロフ) - 何時も楽しみにしてます！バグかどうか分からないのですが、25話が表示されていないです、長文失礼しました(_ _) (2019年9月16日 1時) (レス) id: fe9e2dc0df (このIDを非表示/違反報告)
彗(プロフ) - 何某さん» なんというか……口撃が（♂♀さんかな（白目）） (2019年9月6日 6時) (レス) id: 4f271b4ed5 (このIDを非表示/違反報告)
あしゅのーと - 初コメです! エミさん繋がりの新メンバーって設定の小説あまり見ないから嬉しい。。。 (2019年9月5日 19時) (レス) id: cd6cf87c96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：何某
| 作成日時：2019年9月3日 22時
