【 wrwrd! 】俺の兄貴は実況者【男主】 (ページ23)

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休憩ページ23

仕事の休憩の合間、俺は隣の飲食店へと足を運んだ
みんなで集まった次の日にグルさんに甘いもん作ってあげたなぁ。めっちゃ喜んでた

そして今日は仕事。はぁ〜辛い、とにかく辛い

『あ、いつもので』

「かしこまりました〜」

最近、『いつもので』で通るようになった
オムライス楽しみやなぁ

そう思いながら携帯を触っていた
…そしたら、前に誰か座った

『ん…？』

「来たで！」

『え…？』

「昼飯食べんねやろ？一緒に食べようや」

『は…？』

「あ、グラタンとオムライスと…ハンバーグとハンバーガーで！」

目の前に来た人はゾムさん
来たかと思えば何個も頼んでにっこにこしてる

…もしかして俺に食わすんか…？
最初に来た俺のオムライス。ゾムさんが羨ましそうに見ている

『…いります？』

「くれるん！？」

『あげますけど…俺もう1つ頼むんで』

「んふふ、じゃあ今日は俺の奢りでええよ」

『いやそのつもりやで』

あんな量頼んどいて俺に払わせる気やったんかこの人
そしてすぐ、料理が運ばれてくる

量がやばい

「これ俺の分な！
あ、また注文！」

そういいさっきと同じのを注文する
…ゾムさんの分…？
じゃあ次のは俺の分？

え…？殺す気なん…？

─────

──

「ほら！もっと食え！」

『あかん…もう仕事できひん…』

「動ける？」

『…動けへん…』

無理やり食わされ、腹が苦しい

俺偉い、残さず全部食べた
店側に迷惑やと思うし、ゾムさんが奢ってくれるんなら食べなあかん

「しゃあないな！隣まで送ったるわ！」

『担がんといてください』

「じゃあおんぶやな！」

会計も済ませてくれて、おんぶして俺を職場まで送ってくれた
いやー、同僚に心配されたけど俺元気やで、苦しいだけやで

「終わったら電話してな！家まで送る！」

『家すぐそこやから大丈夫ですよ』

「えー、でも来るわ」

『…勝手にしててええですよ…』

そう言うと、にっと笑い店から出ていった
…つらかったけど…まぁ、話は楽しかったしええか