【 wrwrd! 】俺の兄貴は実況者【男主】 (ページ22)

今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:216,229 hit

│ shp side ページ22

「は、まじっすか」

「まじなんやって」

「…ほんま泣ける話やで」

トントンさんとコネシマさんが真剣な顔で話してくれた

Aの兄が、コネシマさんやって事を

所々省略された話を聞いても、確かに泣ける話やなぁって思った

「…ほんでな、ショッピくん。
Aに、シッマが兄貴やったって事思い出して欲しいねん」

「ほぉ…」

「でも、こいつが兄貴やって直球で言うと混乱すると思う
から、地道にゆっくり、勘づかれへんようにシッマが兄貴やって事を思い出させて行きたい」

「…」

「ショッピくん、協力してくれへんか？」

トントンさんが話をして、コネシマさんが手を合わせてお願いをしてくる
ゲーム内では真っ先に殺したい先輩

…今回ばかりは協力しますよ

「勿論です」

「ショッピくん…！おまえ優しいやつやなぁ…！」

「シッマに対する殺意が高いだけでいつもはええ子なんやで」

「そうですよ」

「なんやて！？」

そんな会話をしていると、あっという間に俺の家に着いた
この2人は帰るんかな。それとも俺の家に来るんかな

そう考える必要は要らなかった

「おじゃましまーす」

「邪魔するで〜ショッピくん」

「…邪魔するなら帰ってくださいよ〜」

俺のポケットから鍵を取り出せば勝手に入っていく2人

遠慮ってもんを知らんよな、ほんまに

＿＿＿＿＿

＿＿＿

「何食べます？」

「なんでもええよ〜」

「ショッピくんにお任せするわ」

「1番困るヤツですやん…」

そう呟きながら、適当にチャーハンを作る。いや、簡単で楽でよぉ作んねん

てか他人の家に来てめっちゃくつろいでるやんあの二人
別にええけど、いやー…手伝って欲しいくらいですわ

「はい」

「おー！ありがとな！」

「ほんまありがと〜」

「このあと何するんですか」

「ゴロゴロ？」

「テレビみながらな」

「ヒモみたいな事しますね」

手を合わせて食べ始める

…でも、来てくれてよかった

一人で食べるより全然美味い