【 wrwrd! 】俺の兄貴は実況者【男主】 (ページ20)

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│ tn side ページ20

＿阿呆なんちゃうか！？俺には嘘はつかへんって言った！！！

でも全部全部嘘やった！！
Aの事を可愛がってたフリしてた、愛してるフリしてた

全部"フリ"や

意味がわからへん。なんでこんな事…なんでなん

シッマの話は最悪やった
話している途中で、ボロボロ涙を流して、感情も高ぶっているのか眉をひそめて、叫ぶように話していて。

俺は兄貴じゃなくなった、あいつの、大好きな弟の兄貴や無くなった！！
また一人っ子、あの楽しかった頃の感情は戻って来ぉへん、また一人になった、ずっと学校に行けんくて、母親に慰められる日々

それすら嫌やった

お前らがAを施設に送ったせいで！！
それなのに、俺の親みたいな面して俺に接してきて！！

自己中やんか、そういうの

何が親や、両親や。
それから、反抗するようになった。それでもあの二人は俺を慰めながら育ててきた
それに腹たって、喧嘩しての繰り返し、

ずっとシッマとおったのに、こんなことも知らんかった
初めて聞いた
口も挟まず、黙ってそれを聞いていた
シッマの手は、握りこぶしを作り、震えていた

…でも、今。ロボロが店で仲良ぉなって、ショッピくんも仲良ぉなって…ゲームまでして。
俺もそれに誘われて、楽しそうやったからエミさんも入れてやってた。
少し声変わりはしてた。けどどこかで聞いたことある声、もしかしたらAやないかって思い始めて

けど、それがほんとにAやって知るのが怖くて、
あいつに、俺がAの兄貴やって知られるのが怖くて

どうすることも出来ひんで

でも、勢いで聞いてみたら俺のことはすっかり忘れてて

それはそれでええねん、でもな、…やっぱつらかった
忘れられてるんやで
そら、家より施設で暮らした方が長いから当たり前や。
期待してへんかった、…って言ったら嘘になる

「＿成長したAが、目の前に居んのが嘘みたいで
嬉しくて、それまでの成長見れてへんって思ったら一気に悲しくなって」

「…シッマ、…Aに、お前が兄貴やってこと…思い出して欲しいんか？」

「っあ…、当たり前やんか…！！」