【 wrwrd! 】俺の兄貴は実況者【男主】 (ページ17)

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│ kn side ページ17

今日グルッペンが新メンバーを紹介してくれるとのこと。
ショッピくんや、ロボロ、ゾムにトントンは知っていた。後者2人は一度会ったことあるらしい
前者2人は何回も会っている。

ゲームでは話したことある、
エミさんと俺、ショッピくん、新メンバー…でGTA5をやった

今日はエミさんは用事で来てへんけど

ほんで、今目の前にいる男

…忘れてへん

忘れるわけないやん

俺の弟やった

ビックリしすぎて声も出んかった

容姿はだいぶ変わってた、結構洒落てて。

でも、褐色の肌、あの髪色、あの瞳の色、…そして声。

あいつそのものやった

そんで名前はA

確信するしかないやろ

『…あ。俺の名前何がええですか？』

「タバコとか吸うてんの？」

『まぁ…』

「それならそれでええんちゃう？」

『俺ショートピースなんすよ』

「あー、ショッピくんと被るな…」

俺抜きでみんな話していく
…あかん、頭が回らへん
今隣にいるやつが…俺の弟

「…」

「…シッマ、ほんまにどないしたん…」

「あっ…いや、なんもあらへんで！」

「にしても、ほんまに声似てんなぁ」

「声だけじゃ判別出来ひんわ」

「…Aの名前、ヘアバンでええやろ」

『おおー、ええな…！』

「Aのアイデンティティか」

確かに、よく聞けば声は似てる…かもしれへん

…俺が兄貴って…教えた方がええんか？

それとも…そっとしといた方がええんか…？

＿＿＿＿＿＿

＿＿

「じゃあAはGTA5で初登場な！」

「ええなぁ！」

「A、めっちゃ上手いですよ」

「…なぁ！A、…俺の事覚えてへんか？」

俺のその言葉に皆が静まり返る
…覚えてて欲しい。欲しいけど、…覚えてたところで…どんな顔したら

『…ゲームでは…会ってました』

「…ちゃう、昔…会ってた…よな？」

『…すいません…思い出せませんわ』

「…そーか、それならすまん、忘れてな」

『あぁ…はい』

その会話を、みんな黙って聞いていた
…覚えてへんか、まぁ、昔の事やからな

「…あかん、ちょっと抜ける」

そう言って、俺は部屋から出た。

グルさん、物置部屋…借りるで