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『あかんわ〜、ほんまに残業無理〜』
「いつもの事やん」
『チーノ、俺今日帰って仕事するわ、ほな』
「え！？してええの！？じゃあ俺もそうするで！」
と、チーノも俺の真似を。
まぁ家でした方が捗ることもあるしいいと思う
それから駅に行き、電車に乗った。
チーノは反対方向
駅で別れ、今1人。
数十分ガラガラの電車に揺られ、駅に降りた。
腹減ったしコンビニでおにぎりでも買って帰ろうとした時、少し大きな声が聞こえた。
「俺の携帯やぞ！！返せや！！」
『ええやんええやんちょっとくらい』
コンビニ前で喧嘩してる4人
目を凝らして見てみると、シャオロンとあとは年上らしき人物
近寄ってみれば携帯がなんちゃらと。
『なにしてんねん、シャオロン』
「あ…」
「誰やねんお前」
『…あ、それシャオロンの携帯やん。なんでお前らが持ってるん』
多分高校生くらいの奴。
3人でシャオロンの反応を見て楽しんでたらしい
高校生から携帯を取り返し、シャオロンに渡す
すぐに逃げていった
…けど、シャオロンは俯いたまま話さへん。
そんなシャオロンの背中を叩き、コンビニの中に。
『好きなん買ってええで、グルッペン達には内緒や』
「…ほんま？…じゃあ俺あのからあげ棒食べたい」
指さしたのはレジ横の惣菜。
『ええよ』と、俺は自分のおにぎりを持ちレジへ
からあげ棒を2本買い、外でシャオロンに1本渡す
俺も一緒に歩きながら食べ始めた
「バリ美味いやんこれ」
『めっちゃ美味い』
「…なぁA、その…色々ありがと」
『…ええんやで。助けるのは当たり前やしな』
頭を撫でると嬉しそうに笑ったシャオロン。
家の前まで来て、一緒に入っていく
寝てなかったゾムが出迎えてくれた。
「なんか唐揚げの匂いすんねんけど」
『あ、俺が腹減って食べてん。な、なぁ？シャオロン』
「せやで、めっちゃ食ってたからそのせいやで、知らんけど」
「まぁええわ、おかえり〜」
『ただいま』
シャオロンは腹が減ったから何か買いにコンビニに行ってたと。
…こうして仲が深まって、話せるようになったのはデカい。
自然と笑みが零れた
「…おかえり」
廊下を歩いているとエーミールにばったり会ってしまった。
ああ、気まずい
…そう思ってたのに。
エーミールまで俺にそんなこと
どんな心の変化か知らんけど…
『…ただいま…』
兄に認められた気がして少し嬉しかった
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むむ - ひょぇっ、、、、 (2020年11月21日 6時) (
レス) id: 3c7753e0a3 (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ - うあああああ…めっちゃ泣きました。私四つ上の姉がいるんですけど何故かめっちゃ嫌われてて、だからこれ見て号泣しました。私をこんな風になれたらええなああああ (2020年10月26日 7時) (レス) id: 14cb33816d (このIDを非表示/違反報告)
りん - 私家族関係辛いのに弱くて…泣きました。 (2020年7月7日 7時) (レス) id: 4a20aa403e (このIDを非表示/違反報告)
みけくん - ああああ…完結おめでとうございますぅ…最後何度考えてもバトエンになってしまうのは何故だろう。 (2020年4月7日 9時) (レス) id: 7d25712d4e (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 完結、おめでとうございます！いつも、楽しみにしていました。笑わせてくれてありがとうございました。これからもずっと、応援させていただきます。頑張ってください。 (2020年4月3日 13時) (レス) id: 99b0958fb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：何某
| 作成日時：2020年2月16日 21時
