#/23. ut side ページ23
毎朝、誰よりも早く起きて弁当を作る。というのが習慣づいてしまった
俺とAの分だけなんやけど。
最初の方とか卵焼きもウインナーも強火で真っ黒に焦がしとった
けど、最近は慣れてきてそこそこ上手くなってきたと思う
Aは俺を頼ってくれる。俺だけと話をして、俺だけに笑顔を見せる
それが何故か嬉しくて仕方がない
「あ、おはよ」
今日も2番目にAが起きてきた
寝相はいいくせに何故か寝癖がすごい
今日もピンピン跳ねている
『…あぁ、おはよ』
まだ眠そうな目を擦り、軽く微笑んで洗面所の方へ向かったA
俺は今ようやく弁当を詰め終えた。
弁当を作った1番最初の日。
卵焼きもウインナーも焦がして、冷凍食品は解凍されず。
帰ってきたAに解凍されてへんかった、って話をされてめっちゃ謝ったなぁ。
会社の後輩と笑えたからええよって。それも笑い飛ばしてくれたの嬉しくて続けてる
「今日は帰り遅いん？」
『あー…うん。残業するかもしれへん』
洗面所から戻ってきたAの顔はスッキリし、いつものAに。
風呂も溜めとかなあかんし、晩飯食べてへんもんなぁ、この人は。
「分かった、晩飯は？」
『晩飯はええわ、俺そんなに食えへん』
弁当を包み、テーブルに置く
今日はちょっと朝食を作る余裕が無いから買うかなにかしてもらうしかない
そしてスッキリしたものの、まだ大きな欠伸をするA。
そんなに食えへんって。
…毎日2食、いや昼しか食べてへんやん
2人で会話をしてると、誰かが起きてきた
「…あ、大先生」
「シッマおはよ〜」
シッマが眠そうに起きてきた
トントン達よりも早いって珍しい。
シッマはAを見るなり、俺の方に来て手を引っ張った
仕方なくついて行けば、風呂場で止まった
「なんでAと話してるん？」
「なんでって…別にええやん。理由とか無いで」
「あのテーブルのやつってAの弁当？」
「せやで、俺とAの」
なんて、シッマは俺に次々と質問を投げかけてくる
俺はそれに1つずつ答えていく
「もうええやろ、ほな俺支度しなあかんから」
「…」
シッマにそう言い、俺は風呂場から出ていった。
学校の支度をして、皆が起きてくるのを待つ。
それまでにはAは家を出ている。
もう少しゆっくりしてけばええのになぁ
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むむ - ひょぇっ、、、、 (2020年11月21日 6時) (
レス) id: 3c7753e0a3 (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ - うあああああ…めっちゃ泣きました。私四つ上の姉がいるんですけど何故かめっちゃ嫌われてて、だからこれ見て号泣しました。私をこんな風になれたらええなああああ (2020年10月26日 7時) (レス) id: 14cb33816d (このIDを非表示/違反報告)
りん - 私家族関係辛いのに弱くて…泣きました。 (2020年7月7日 7時) (レス) id: 4a20aa403e (このIDを非表示/違反報告)
みけくん - ああああ…完結おめでとうございますぅ…最後何度考えてもバトエンになってしまうのは何故だろう。 (2020年4月7日 9時) (レス) id: 7d25712d4e (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 完結、おめでとうございます！いつも、楽しみにしていました。笑わせてくれてありがとうございました。これからもずっと、応援させていただきます。頑張ってください。 (2020年4月3日 13時) (レス) id: 99b0958fb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：何某
| 作成日時：2020年2月16日 21時
