【 ky 】 最 後 く ら い は 華 や か に 。【 男主 】

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ヒュッと喉が鳴ったのが分かった。
そしてどんどん息が荒くなっていく
苦しい
自分での抑え方が分からん
けどここでキヨ達呼んだら迷惑かかるし面倒な事になる
何とかして1人で…

激しい動悸、息も上手く吸えへんし吐けへん
強く胸を抑えて落ち着かせようとする

あかん、前はどうやって落ち着かせたっけ
扉を叩くのが止んで数十分、少しずつ息を整えていく

『…死ぬかと思った…』

前よりも長く続いた過呼吸
怖かった…
このまま酸欠で死ぬんちゃうかって本気で思った…

まだ動悸は治まってへんけど何とか息は吸える。
…こんなのが続いたらキヨ達も危ないか…

俺のせいで色々と厄介事に巻き込みたくない

俺は携帯を手に取り電話帳を開く
キヨの電話番号…と探していき、見つけて電話をかける

あいつ寝てるかな、それとも実況撮ってんのかな

以外にもスっと出てくれて助かった

「もしもし？」

『Aやけど、話したいことあんねん』

「話したいことって？」

『これからの事』

「…レトさん達は呼んだ方がいい？」

『…あー…呼んで欲しいかな…
俺今からキヨの家行くから』

そう言うと「分かった」と返事をし向こうが電話を切った

これからの事。
大事な事。
レトさん、うっしー、ガッチさん、フジ、キヨ
この5人に大事な事。

まだ自分の心の整理が出来てないけど、話した方がスッキリはする。
落ち着かせようとしたら結構かかるしダメだ。

俺は上着を着て携帯を飛び出した
持ち物は財布と携帯のみ。

…俺どうなるんやろうか


＿＿＿＿＿


＿＿



「おじゃましまーす」

俺がキヨの家に来て数十分、レトさん達が到着
しっかり4人とも来てくれた
キヨの家って言うより最俺ハウスだなぁ、ここ。
広くて綺麗な部屋
…いや、コンセントがぐっちゃぐちゃなかなり生活感のある部屋…

「話って何？」

「いやイノだよ話しあんの」

『はい荷物置いて座って座って』

「急かすな急かすな」

「イノくんからの話って珍し…くはないけどどうしたの」

皆円になって床に座り、それぞれちょっかいを出し遊び始める

「ほらイノくんが話そうとしてるよ」

ガッチさんのその言葉でみんな笑いながら俺を見た




『…俺、皆とコラボするの辞める』

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