【 ky 】 最 後 く ら い は 華 や か に 。【 男主 】

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『俺次なんの実況しようかな〜』

「ホラゲは？」

『んー…めっちゃ叫びそう』

「防音だしいいじゃん、叫んでも。音漏れしないの確認したし」

『だけどさぁ、ほら俺一人暮らしだしぃ…ホラゲのせいで変なもん家に出たら嫌やんか』

「はぁ？変なもんって…幽霊とかそういうの？絶対居ねぇってそんなもん」

俺の家にキヨが忘れ物を取りに来た
USBメモリを手に取り、俺の家でコーラを飲んでいる
お前はよ帰れよって言いたいところだが、相談に乗ってもらってる以上言うことが出来ない

『おらへんってのは分かってんねん！けど怖いやん！』

「知らねぇよ！」

話題はホラゲから幽霊の話へ。
俺だって幽霊は信じてへんで！？けど怖いやんか！！
絶対加工やん！っていつも思ってんねんけどな、もしほんまにおったらって考えて怖なんねん！！

『ほんまにお前とおったら疲れるわ』

「こっちのセリフだわ」

『……お嬢様言葉で実況してみようかな』

「1人で？」

『お前と』

「は？」

ソファで横になりながら話す俺、椅子に座って携帯見ながらコーラを飲むキヨ
いつもこんな感じ。目を合わせて話すことが少ないような気がする

『結構ええ企画と思うねんけど』

「ちょっと今言ってみろよ」

『どの言葉がええ？』

「死んでください」

『…どうか冥界の方へ足をお運びになられては？』

「いけんじゃね？」

『だよね』

そこそこ上手くいった方とは思うが、やっぱり言葉選び難しいなぁ
お嬢様ってほんまにすごいねんな、尊敬するわ

俺結構お嬢様好きやで

…あっ、変な意味で捉えんといてな

「いいじゃん、じゃあ今から撮る？」

『ええよ、じゃあホラゲは1人でするからカートレースやろ』

「お前絶対暴言吐くなよ」

『お前だよ』

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