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『…』
給食は自分でお盆を持って並ばなあかんらしい
自分は今エプロン付けて並ぼうとしてた時。
俺の机には全ての料理が乗ったお盆が置いてあった
『えーと…』
「真城淹くん!今日は私がしたで!」
『あっ…そうなんや…、ありがとう。
…いやありがとうちゃうわ、別にこんな事しんでええよ?』
「いやいや、真城淹くんには楽させてあげたいやん??」
『流石に自分で並べるで』
「真城淹くん!明日は私やからな!」
班の女の子がやってくれてたらしい。
流石に並べるし…量の多いやつ選びたいんやけど…
てか女の子にこんな事させたらあかんやろ。
俺がやれって言ってるみたいやん、そう誤解されるのは嫌やで
俺別にこんな事されても嬉しないねんけどなぁ…
…小さい頃からこういう事ばかりされて来たから…大きなったら、元気なうちにこういう事やってたいんやけど
数十分して、みんな席に着いて食べ始めた
盧笙先生は色んな班を回って一緒に食べてるらしい
今日は俺のところやなかった。
正反対の班
「真城淹くんってなんで転校してきたん?」
『えっ、まぁ…親がこっちの方がええって言ってなぁ』
「そうなんや!前はどこやったん?」
『前は?__高校やで』
「頭めっちゃええとこやん!」
3人に質問攻め
それに答えていく。
確かに頭はめっちゃよかった。受験も頑張った
けど、先生の態度とか、設備とか…人間関係とか…出席とか。
そういうのが全くダメやった
「あそこって頭の良さでABCに分かれるんやろ?真城淹くんは何クラス?」
『…一応Aやったで』
「ほんま!?真城淹くん凄いやん…!」
「そんな頭ええ真城淹くんがこっちの高校来るんや…」
「親が言うなら仕方ないしね〜…」
『…まぁこっちの方が楽しいし好きやで』
そう言うと3人は嬉しそうに笑った
別に悪い子達や無さそうやけど…
_______
___
「A!サッカー行こ!」
『あ、ほんまにごめん…俺今日はちょっと無理っぽい』
「そうなんや、残念やなぁ…
じゃあ次も誘うで!」
俺は男子グループに手を振って教室に残った
静かな教室
女子が本を読んだり、雑談したり。
男子が変顔したり、次の授業の課題を解いたり。
そんな中俺は教壇の方に向かった
「遊びに行かへんの?」
盧笙先生の元に。
『実は遊ぶことも許されへんねん、いやぁ悲しいでほんまに』
先生は不思議そうに俺を眺めたまま。
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かーねー しょん - 初めて占ツクで泣きました。もう本当に何かありがとうございます… (2021年5月2日 19時) (レス) id: 8ffd0aa4cc (このIDを非表示/違反報告)
かふかすかる(プロフ) - 夜中に声上げて泣きました (2020年12月29日 1時) (レス) id: 2497b8742f (このIDを非表示/違反報告)
おすし丸 - 号泣しました…蘆笙先生の可愛さもあって 夜に見たから涙腺崩壊の範囲超えました… (2019年12月13日 0時) (レス) id: ab18d95dd8 (このIDを非表示/違反報告)
もやし。(プロフ) - めっちゃ泣きながら読みました…ほんま最高の作品です、ありがとうございます!! (2019年11月15日 10時) (レス) id: bffdffa798 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬@YouTuber(プロフ) - 号泣しました… (2019年11月13日 23時) (レス) id: e0ebe76c41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:何某 | 作成日時:2019年11月3日 0時