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「Aー！」
『うお"っ』
「俺将来の夢見つかってん！」
あの日から1週間
簓との仲も戻り、ようやく普通の生活に戻れたような気がした
簓が送ったあのメッセは黒歴史のようで、翌日には全て削除されていた。
恥ずかしかったんやな
『夢って…何？』
「芸人！」
『…芸人ってお前………まぁお前らしいか…』
「みんな笑顔にしたいしさ！俺のキャラにもピッタリやろ！」
『せやな、ええんちゃう？高校卒業したらバイトしながら養成所とかに入っても』
「…実はな」
『おん』
「もう入ってん」
『はぁ！？』
俺に耳打ちで教えてくれた簓
それに驚いて俺は大声を出してもうた
いやまぁジュニア枠あんのは知ってんねんけど…
早ないか…？親もよう認めてくれたわ…
「ほんまはピンでやろうと思っててんけどな！なんか相手も見つかったしええかなって思ってな！」
『相手って…誰や…』
「それはまた別の日に教えるわ」
楽しそうに、俺をからかうようにそう言って簓は職員室に向かった
…まぁ将来の夢あるんやったらええやん
俺とか考えてへんわ。適当に大学行ってなんかするってくらいしか考えてへん
─────────
────
『なぁ母さん』
「ん？」
『簓な、芸人になりたいんやって』
「芸人？」
『そう。漫才師』
「簓くんにそんな夢あったんや！ええなぁ！
相手は？相手はっ？」
『いや…相手は知らへんけど…』
家に帰って親に言えば何故か楽しそうにしていた
まぁ従兄弟の将来の夢が決まったら嬉しいよなぁ。俺も嬉しいし
「Aは？Aはなにかなりたいものあらへんの？」
『俺…俺はー…、無いわ…』
「じゃあ簓くんのマネージャでええやん」
母さんは勝手に決めていく。
やめてくれ、それは流石に簓に迷惑。自己管理も上手くできひん俺が人のスケジュール管理出来るわけないやん
まず簓がOK出してくれるかも分からへんやん
……いや俺がマネになるんやったら俺もそっち系行かなあかんやん。
嫌やで俺、それならまだ社畜の方がええわ
そんな時、簓からメッセが来た
簓遊びに行ってもええ?
俺はそのメッセを見て玄関の方に行き扉を開ける
『…来てから聞くなよ』
「ええやん！これでAも断れへんからなぁ！」
と、楽しそうに笑っている簓が居た
こいつはいつもそう。
でもまぁ、こういう関係が1番かもしれへんな
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錐餌八戸 - ほほぉ？委員長腐女子かあい？ (2019年10月29日 21時) (
レス) id: 4c2bbdb596 (このIDを非表示/違反報告)
トムラ(プロフ) - 凄く面白いです。作者様めっちゃ文才ありますね…羨ましいです。委員長と夢主君の絡みが特に好きだったりしますw (2019年10月29日 15時) (レス) id: 6a3772bd13 (このIDを非表示/違反報告)
待つポックリ - はじめから読ませて頂きました。この小説を読んでいる心が落ち着きます。私は恋愛、友情でどちらかと言うと恋愛(BL)のほうが好きなのですがこの小説を読んで友情系もいいな、と思いました。文章力のあってとても読みやすいです。更新頑張ってください。 (2019年10月23日 22時) (レス) id: bd44181088 (このIDを非表示/違反報告)
樂-らく-(プロフ) - とても面白かったです！続き楽しみにしてます！ (2019年10月18日 16時) (レス) id: 1cdd0676ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：何某
| 作成日時：2019年10月18日 7時
