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しつこい。やかましい。面倒くさい。
『ただいま』
「あ、おかえり。今日学校どうやった？」
『簓と話しただけやで』
「仲良うしてるだけよかったわ。今日の晩御飯唐揚げやねんけど…」
『…ごめんけど食欲あまりあらへんねん。…作ってくれたのにほんまにすまん』
「最近食べてへんやん、どないしたん？何かあった？」
『なんもあらへんよ。ちょっと疲れてるだけやで』
俺はすぐに2階に上がり携帯を取った
いつ連絡先交換したかも分からへん。それなのに何故かあいつの連絡先が入ってた
毎日何十回も電話かけて、俺の睡眠も邪魔して勉強時間も邪魔してここまで追い込んで。
俺お前のことなんも知らへんねん
…この電話の主は今日俺の隣になった奴
掃除場所が同じの奴
『…うっ…さいねん…ほんまに…』
俺が連絡先を消しても向こうは知っている。何回も掛けては留守電を残してまた掛けてくる
これが掃除場所で会った日から毎日。
精神的に参っている
簓にはさすがに言えへんねんこういうの
今日も何回も電話が鳴る
この着信音が嫌やから俺は全てミュート
だから簓のメッセにも気づけへんし、大事な電話をとり逃す
携帯触ること自体怖くなってんねん
『…まじか』
そんな時、携帯の画面にメッセージが浮かんだ
あいつやった
電話番号から追加
なんて書かれて、メッセージが溜まっていく
俺は着替えた後、ベッドに横になった
気持ち悪い
こんな男に付きまとって何が楽しいのか分からへん
「Aー！簓くん来たよー！」
下から親の声が聞こえる
…確か遊ぶ約束してるんやったな
俺は携帯を放置して下に降りた
「Aちゃん来たで！」
『さらさらくん、Aちゃんって言うのやめてくれへんか』
「なんで？」
俺の部屋に招き入れるとき、俺はそう言った。
『…その呼び方やとあいつ連想すんねん』
「あぁーそれはつらいなぁ。じゃあちゃん外したらええの？」
『外してくれたら俺も呼び方変えるから』
「ほんまに！？じゃあ変えるわ！A呼びもええなぁ！」
『せやなぁ、ササちゃん』
「ササちゃんやって…新鮮やな…」
そんな会話をしている時後ろから声が。
「そんなとこで立ち話やなくて部屋に入って話したらええやん」
と母親が笑いながら言う
手にはジュースとお菓子。
あの時とは全くの別人みたいに変わった母親。
今の方が大好きやで
『せやな、じゃあササちゃん入ってどうぞ』
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錐餌八戸 - ほほぉ？委員長腐女子かあい？ (2019年10月29日 21時) (
レス) id: 4c2bbdb596 (このIDを非表示/違反報告)
トムラ(プロフ) - 凄く面白いです。作者様めっちゃ文才ありますね…羨ましいです。委員長と夢主君の絡みが特に好きだったりしますw (2019年10月29日 15時) (レス) id: 6a3772bd13 (このIDを非表示/違反報告)
待つポックリ - はじめから読ませて頂きました。この小説を読んでいる心が落ち着きます。私は恋愛、友情でどちらかと言うと恋愛(BL)のほうが好きなのですがこの小説を読んで友情系もいいな、と思いました。文章力のあってとても読みやすいです。更新頑張ってください。 (2019年10月23日 22時) (レス) id: bd44181088 (このIDを非表示/違反報告)
樂-らく-(プロフ) - とても面白かったです！続き楽しみにしてます！ (2019年10月18日 16時) (レス) id: 1cdd0676ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：何某
| 作成日時：2019年10月18日 7時
