#/33. em side ページ33
あれから1ヶ月。3組に行ってもAくんは来てなかった
3組の先生に聞いたところずっと来ていないって。
不登校か
…こういう時ってどうしたらええんかな
手紙書いても余計な負担かけるだけやし
かと言って家に直で行ったらそれはそれで負担かけるし
そっとしとく？
けど、原因はきっと俺らや
…知らんけど。でもそうや。
「エミさーん」
ゾムさんが肩を組んで話しかけてきた
「どうしたん？」
「Aのところに行こうかなぁって思っててんけど…」
「Aくんおらへんで。1か月前から不登校なんやって」
そう言うと驚いたように顔を顰めていた
俺がああ言った日からも多分行けてなかったんだろう
…何も知らんかった
「は…うそやん、え、なんで…？」
「…」
「なぁエミさん、教えてくれへんか…？」
「…Aくん、仲良うなれたと思ったけど次の日手のひら返しされていじめられててん。
「母親は精神異常者」とかなんとか言って。大きな声でクラス中に聞こえるように」
「…」
少し考えたがゾムさんには言おう。と決めた
この場にはゾムさんしかおらへんし、意外と心優しいから
「…Aの家行かんと、」
「負担になるんちゃう…？」
「…そうやんな。うん」
そう呟いて少し沈黙が流れ、ゾムさんが口を開いた
「…気付いてやればよかった…」
か細い声で、震えた声で。
もっと気にかけてたらこうはなって無かったんかな
…なって無かったよな。
「エミさん」
「ん？」
「A、謝ったら許してくれるかな」
「…別にゾムさんは悪いことしてへんやろ」
「でも俺気づいてやれへんかったし…」
「…じゃあその判断は自分でしたらええんちゃうかな」
そう言うとまた沈黙。
そして「そうやんな！」と元気に答えた
ゾムさんがどっちを選んだかは分からへん
けど、…それは俺が知ることでもないし
「エミさん」
「あ、トントンさん」
「なんの話ししてたん？」
…なんでトントンさんは気付かへんのかな。
1番Aくんの事気にかけて世話してたやん。
「Aくんの話やで」
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うんちっち - おえおえあああああああヴぁああああああいいいヴぇええええええﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ涙がああああ (2019年10月15日 22時) (
レス) id: 60f12b0c07 (このIDを非表示/違反報告)
何某(プロフ) - 餡バラードさん» ほんとにそれな (2019年10月14日 23時) (レス) id: 68c9bd79b0 (このIDを非表示/違反報告)
餡バラード(プロフ) - クラスの男子は怒られて、どうぞ (2019年10月14日 23時) (レス) id: b00f335520 (このIDを非表示/違反報告)
何某(プロフ) - ここの人達優しすぎて泣きそうです…、台風に気をつけてください…！！ (2019年10月13日 13時) (レス) id: 68c9bd79b0 (このIDを非表示/違反報告)
すい - 夜中の2時に読んで泣いてました() 僕もこんな友達が欲しかった！w (2019年10月13日 1時) (レス) id: 9e64178d6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：何某
| 作成日時：2019年10月1日 5時
