素直なココロ-4-

。 ページ22

緋山side


朝、翔北に行ったら美咲がいなくて

白石に聞いたら休みだって。

風邪引いちゃったらしい…

大丈夫かな…って思ってたら藍沢から電話。

どうやら美咲が赤ちゃんを心配してるらしい。

白石からのOKも貰ったから途中のコンビニでスポドリとゼリーとアイスを買って美咲の家に向かった。

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ ｶﾞﾁｬ

藍沢「悪いな、来てもらって。」

緋山「ううん、大丈夫。お邪魔しま〜す」

藍沢「こっちだ。」

緋山「うん。」

ｶﾞﾁｬ

藍沢「美咲、緋山来たぞ。」

緋山「美咲〜、大丈夫？？」

美咲「…ﾊｧ､みほ…こっ、ｺﾞﾎｺﾞﾎｯ」

緋山「しんどそうだね…。」

美咲「ﾊｧ､ﾊｧ､…っ、赤ちゃんは…、？」

緋山「ちょっと待ってね。簡易エコー持ってきたから。」

美咲「…っ、それ、現場に…持ってってるやつ…」

緋山「そう！よく分かったね！」

美咲「ﾊｧ､…分かるよ、何年使ったと…思ってんのよ…、」

緋山「それもそうね(笑)藍沢、美咲の服捲ってもらっていい？」

藍沢「ああ。美咲、ちょっと捲るな。」

緋山「寒いよね…ごめんね…、ちょっと冷たいけど我慢してね〜…」

診た所、特に問題は無さそう。

緋山「…うん、大丈夫！問題無いね」ﾆｺｯ

美咲「ﾊｧ､良かった…、」

緋山「だけど、異変感じたらすぐ病院来てよ？妊娠中は風邪薬使えないから特にね。」

美咲「…うん、ﾊｧ､わかった…、」

緋山「藍沢、ちゃんと見てあげてよ？…あ！これ、スポドリとか色々買っといたから！良かったら食べさせてあげてね。」

藍沢「助かる。この後も仕事か？」

緋山「ううん。もう上がっていいって言われたから。じゃ、帰るわ。」

藍沢「ありがとな。気をつけて。」

美咲「…や…、」

藍沢「ん？どうした？」

美咲「…帰らないで…っ、」

って涙目で訴えられたら帰れないじゃん…///

藍沢「でもな美咲、緋山だって疲れてるし…」

美咲「…やだぁ…っ、みほ…帰らないで…ﾊｧ､」

緋山「…分かった！藍沢がいいならここにいる。藍沢、どう？」

藍沢「…緋山がいいなら俺は良い。なるべく美咲の思い通りにしてやりたい。」

緋山「OK、じゃあここにいるね。美咲〜、私まだここにいるからね〜」

美咲「ﾊｧ､…りがと。…ごめんね…っ、」

藍沢「美咲、何か食べれそうか？」

美咲「…少しなら…、」

藍沢「ゼリーかアイス、どっちがいい？」

美咲に選ばせるんだ〜、優しい〜！(笑)

こりゃイクメンになるな。(笑)


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