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Aside
樹「準備おっけー？」
あ「はい」
樹さんが私の荷物を持って車に乗せてくれる、運転する彼の横顔はやっぱり芸能人だなって思わせるようなキレイな顔立ちだった
樹「なにそんな見てんの？」
あ「え、いや、綺麗な横顔だなって」
樹「んはっ、綺麗な横顔なの？俺」
あ「たぶん？フェイスラインが死ぬ程綺麗です」
樹「そりゃどうも笑」
笑うと目尻に皺ができるとこも綺麗な横顔も優しく抱きしめてくれたことも忘れられないし忘れたくない、そう思うほど私は彼に惚れてしまった
あ「樹さん」
樹「んー？」
あ「お仕事頑張ってくださいね、SixTONESといつかお仕事できるの楽しみにしてます」
樹「うん、いつか絶対Aちゃんと仕事する」
樹さんの家から私の会社まではそんなに遠くなくて数十分もすれば着いてしまう、もう少しだけって願うけれど時間は止まらない
あ「じゃあ、ありがとうございました」
そう言って車を出ようとすると樹さんの少し掠れたちょっと待って、と言う声と同時に掴まれた手首、私はもう一度車内に戻った
樹「今日彼氏とちゃんと話せたら連絡して？何時になってもいいから、それでしんどかったら俺がAちゃんのこと迎えに行く」
あ「…はい」
樹「呼び止めてごめんね、仕事頑張ってね」
私が車から降りるとすぐに発進していく車、私はそのまま仕事場へと向かうが私の机にはいつも通り大量の資料が置いてあった
その資料を端に寄せながら自分の荷物を置くとスマホの通知音、相手は北斗と表示されていて〈今週の土曜会えない？〉という一言だった
あ「…なんかあったんかな」
会えるよ、とだけ送ってスマホを閉じて仕事へと向かう、樹さんもどこかで頑張っていると思ったら私も自然と頑張れるような気がした
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作者名：ゆっぴー | 作成日時：2023年12月10日 21時
