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Aside
樹さんにだったら何でも話せるような気がした、樹さんは私の話をちゃんと聞いてくれて涙が零れ落ちた私の身体を優しく強く抱きしめてくれた
樹「Aちゃんは頑張ってんでしょ、俺今日初めて会ったけどさ自分の身体犠牲にしてまで一生懸命仕事してんじゃん
それって誰にでもできるわけじゃねえよ？そうやって頑張れんのがAちゃんの強いとこなんだろうなって俺は思ってる
頑張んのは辛いってことわかってるから、辛かったら助けてほしいならちゃんと言葉にして？浮気する彼氏なんて一生許さなくていいから
Aちゃんの頑張りを見てくれている人はきっとどこかに必ずいるから、Aちゃんはだいじょーぶ、十分頑張ってるよ」
私の背中を撫でながら優しく言葉を紡いでくれる樹さん、やがて身体が離れると細くて長いキレイな指で私の涙を拭ってくれる
あ「樹さん、ありがとうございます」
樹「全然いーよ、資料あとどれくらい？印刷かけちゃうよ」
初めて会ったのに樹さんから感じるのは安心感、一緒にいると落ち着くし大丈夫な気がしてくる、自分が少し強くなれたような気がする
あ「これでラストです」
印刷をかけ終わって壁にかかった時計を見ると時刻は0時を過ぎていた、私は軽く伸びをしてソファーに寝転ばせてもらうとふかふかの感触
樹「おつかれー、明日も仕事なんでしょ？」
あ「まぁ」
樹「大変だね、休ませてほしいよな笑」
あ「樹さんだって好きに休めるような仕事じゃないじゃないですか」
樹「まぁね、でもそれが仕事だよな」
あ「樹さん、眠くなっちゃいました笑」
樹「俺もねみぃ、ベットで寝ていいよ」
あ「いやソファーでいいです、ふかふかなんで十分です」
樹「ダメでしょ、風邪ひいちゃうよ」
それかベットで二人で寝る？って冗談交じりに笑って言う樹さん、一瞬だけ脳の思考回路が止まったけど気づけば私はそうしましょって言っていた
樹「ん？え？まじで言ってんの？」
あ「樹さんが言ったんです、それに樹さんといると安心するから」
樹「ふはっ、じゃあそうしよ笑」
二人で寝転んでもまだ余裕のあるベット、おやすみって樹さんが電気を消してくれる、私は胸がドキドキするのを抑えることができなかった
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作者名：ゆっぴー | 作成日時：2023年12月10日 21時
