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樹side
集合時間よりも早めに着いたので先に予約していた個室に入ってスマホを弄りながら彼女のことを待っていると集合時間の数十分前に扉が開いた
あ「樹さん、早いですね笑」
樹「Aちゃんも早かったね笑」
あ「結構楽しみだったので」
樹「俺も、楽しみだった」
俺の前に座って上着を脱ぐ彼女は仕事帰りだったのかパンツスタイルのスーツ姿で細身でスタイルの良い彼女にはとても似合っていた
樹「とりあえず生ビールと焼き鳥でいい？」
あ「いいです」
樹「すいませーん」
店員「今伺います」
樹「生ビール二つと焼き鳥タレと塩どっちもお願いします」
店員「かしこまりました」
あ「全部頼んでいただいてありがとうございます」
樹「全然いいよ、つか最近仕事は？順調？」
あ「おかげさまで、色んなプロジェクトに参加させてもらってます」
樹「よかった」
店員「お待たせしましたー、生ビールと焼き鳥タレと塩です」
２「ありがとうございます」
あ「じゃあ乾杯！」
彼女の声で二つのグラスが合わさる音がする、見た目に反してお酒が得意だという彼女はビールと焼き鳥を交互に食べている
あ「樹さんはお仕事順調ですか？」
樹「うん、順調だよ」
あ「樹さんは凄いですね」
樹「ん？なんで？」
あ「樹さんの顔見たり声聞くと頑張ってるんだなって思うから私も頑張ろうって思えます、樹さんは私の仕事のエネルギーなんです
あと樹さんはきっと大丈夫なふりが上手なんだと思います、だから人の嘘も簡単に見抜くことができるし人に優しくなれるんだなって」
そう言ってビールを飲み干す彼女、彼女も頑張って大丈夫なふりをしているから俺の弱いとこを見抜くことができるし人に優しくできる
樹「Aちゃん、ありがとね」
あ「…？どういたしまして？」
焼き鳥とビールをひたすらに心から楽しんでいる彼女を見て俺はこの人とならどれだけ辛いことがあってもそばにいたいし守りたいって思った
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作者名：ゆっぴー | 作成日時：2023年12月10日 21時
