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樹side
Aちゃんからの連絡はもちろんのこと俺からも連絡しなかったからあの日のままで止まっているAちゃんとのトーク画面
樹「はぁ」
ジェ「最近スマホばっか見てどしたの？誰からの連絡待ち？」
樹「んやー、なんでもない」
メンバーにも薄々女関係だってことは気づかれてる、でもいつもと違って干渉してこないのは俺がいつもの女に対する態度じゃないから
北「樹、ちょっといい？」
樹「なにー？」
北「成瀬Aって知ってる？」
樹「…は？」
突然問いかけられた疑問に思わず変な声が漏れる、Aちゃんと北斗が友達なのは知っていたけど北斗にはなにか別の理由がある気がした
樹「知ってけど、なに？」
北「連絡来てる？」
樹「来てねえよ」
北「ならいい」
樹「んだよ、俺には任せられないってことか？」
女遊びが激しい俺に任せられるわけねえってわかってるけど腹が立って気づいたら北斗を挑発するような言葉が俺の口からは漏れていた
北「任せられるわけねえだろ、女遊びが激しいやつに俺の大事な人を」
樹「Aちゃんのこと好きってこと？」
北「そうだよ、中学の時からずっと好きだよ、もうあいつを傷つけたくない」
傷つけたくないって言ったときの北斗の顔は切なくて俺は思わず顔を逸らした、きっと俺の知らないAちゃんを北斗は知っている
樹「ごめんけど俺もAちゃんに本気だから、北斗に負ける気ねえから」
�癲崙鷽佑箸發覆鵑力辰靴討襪�知らないけど、もうそろそろやめな」
�眞呂寮爾�4人の方を振り向くともうやめとけって顔をしてこちらを見てる、北斗もきっとAちゃんが彼氏と別れたことを知っている
スト「おつかれしたー」
北「Aのこと傷つけたら絶対許さねえ」
帰り際耳元で言われた言葉、いつもの北斗より声が低くて自分の背筋が凍りつくのを感じた、本当に北斗はAちゃんのことが好きなんだ
樹「俺も本気なんだよな」
そう呟いた俺の声は消えていって車の中を流れた失恋ソング、タイミングわりいと思いながら曲を変えるとスマホに着信が入る
表示されていた名前は〈A〉だった、運転中に電話に出るのは正直まずいので家に着いてから掛け直すとメッセージを送った
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作者名：ゆっぴー | 作成日時：2023年12月10日 21時
