花言葉に乗せて【短編集】

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慌てて電話に出る

izw「もしもし、Aちゃん？」

『伊沢さんどうしたんですか？』

izw「今オフィスに居る？」

『いますけど。どうしてですか？』

izw「鍵開けてくれない？外結構寒い」

『えっ？名古屋にいるんじゃ？』

izw「説明は後！早く〜」

『わかりました！』


急いで扉を開けると、そこには伊沢さんが立ってた



『どうしたんですか？明日帰ってくる予定では？』

izw「ちょっと、用事があってね。急いで帰ってきた」

「そうだ、これ。ギリでごめんね」


そう言って私に紙袋を渡す


『これは？』

izw「誕生日プレゼント。滑り込みセーフだね」

『...開けてもいいですか？』

izw「もちろん！Aちゃんのために買ってきたんだし」


中身を開けると、クローバーの付いたヘアピンが出てきた


izw「作業中いつもヘアピン付けるでしょ？使うものの方がいいかな〜って」

『ありがとうございます！クローバー可愛いですね』


そう言って私はヘアピンを付けた

izw「Aちゃん、似合ってるよ」

『ほんとですか？嬉しいです』


好きな人からの"似合ってる"に心踊っていると


izw「Aちゃん、クローバーの花言葉って知ってる？」

『クローバー？なんだっけな？』


気になるので、携帯で調べた



クローバー
花言葉:私を想って


『私を想って...』

izw「そうだよ。そういう事だから」

『えっ？』

izw「俺はAちゃんのこと好きだよ」







時刻は午後11時58分

あと2分の間に何が起こるかは誰にもわからないだろう





−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−最初は伊沢さんにしようって思って書いたけど、なかなか難しくて思うように書けない

マリーゴールド:kwmr→←クローバー:izw

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