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神殺し ページ28

『らっだぁ!』
rd「おーけい!」

瞬時に氷の弓矢が現れらっだぁが矢を放ち魔物を打ち祓った

『大丈夫か?』
「あ…ありがとうお兄ちゃんたち…」

先程の魔物にやられたのか口元に十字の傷ができていた
女の子になんつーことしやがるんだあの魔物…

rd「えーと、君名前は?」
「ひとちゃん!」

ひと…ひとみとかかな?小さい子どもって自分のこと周りから呼ばれてるあだ名で言ったりするからなぁ

『ひとちゃんはなんでここに?お父さんとお母さんは?』

ひとちゃんの前にしゃがみこみ目線を合わせて質問してみた

「わかんない、なんかね、おいでって言われてきづいたらいたの」
『…神隠しか』
rd「ま?そんなことあるんだ…」

たまにあるんだよなぁ神隠し

『…どうやら神は神でも堕ちた神らしいな』
rd「うせやぁん…」
「こ、怖いよお兄ちゃん」

らっだぁは信じられないという顔で、ひとちゃんは恐怖からか俺の服を握りしめる


俺たちを囲むように魔物の群れが現れその先には


元は神であっただろう地に堕ちた魔物がいた


「お兄ちゃんあれは?」
『良いかひとちゃん、あれは魔物って言うんだ』

初めて見たであろうひとちゃんに俺は答えた

「まもの?」
『妖みたいなものさ、よく見ときなさい、そして学びなさい、生きる為に』

「生きる…為に?」

難しいと言うように首を傾げるひとちゃん
今分からなくて良いんだよ、いつか嫌でも分かってしまうから


そう心に呟き俺は黒斬を構え瞬時に切り刻んだ


神を殺すのは俺の専売特許だからな

「すごい…」

自分を喰おうとしていた敵が一瞬で粉々になり目を輝かせる

rd「ほんとA凄いよね〜」
『早く帰るぞ』

ひとちゃんの隣に来て話しかけるらっだぁの首根っこを掴む

rd「いや〜ん照れちゃって可愛い♡」

こいつの目は腐ってんのか?

「わたしお兄ちゃん達の間が良い!」

ひとちゃんがらっだぁと俺の手を自分の手に繋ぐ
子ども特有の熱を感じああ、護れたと安心した

rd「それじゃあ行きやすか!」


こうして青い桜に見守られながら俺たちは家に帰って行った

意外な繋がり→←青桜



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カエデ(プロフ) - ティンちゃんだ!!(ただのクトゥルフ好き)いつも楽しくみさせてもらってます!更新頑張って下さい! (2021年11月14日 20時) (レス) @page12 id: 72430d3326 (このIDを非表示/違反報告)
銀狐(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2021年11月11日 3時) (レス) @page2 id: b88b2ea9fb (このIDを非表示/違反報告)
みりん生姜 - キ、キタァァァァァァァァ!!!!! (2021年11月10日 23時) (レス) id: 4cad817f30 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:兆(トキ) | 作成日時:2021年11月10日 19時

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