真相 ページ13
『ん…？』
「あ、起きた？」
目を開けるとコンタミの顔が間近にあった
『……現状報告』
「別のボスが現れ俺が倒して今Aを姫抱き中」
『なるほどとりあえず下ろせ』
裏ボスいたのかよ、てかなんで俺気絶したんだ…
「多分あの文字列と十字のマーク見たからじゃないかな」
『心を読むな』
だが辻褄は合う、コンタミは俺を庇おうと後ろを向いた状態だったし
『あれは何だったんだ？」
「…そうだね、魔物とは違う何かとだけ言っとくよ」
『魔物ではない何か…？』
凄い曖昧な上に含みがあるな
『それはもう現れないのか？』
「うん、もう大丈夫」
ならいっか、とりあえずあの残骸を調べてみなきゃ黒霧に異常があるのか俺が倒した魔物に問題があるのかを知らなくてはならない
俺はコンタミに下ろしてもらったあと倒した魔物に近づいた
…なるほどな
なぜ黒霧が躊躇ったのかがわかった
『…「元」人間か』
それは人間と魔物のミックス体だった
黒霧は本来魔物を退治する呪具
しかし祖父の代までは普通に暗殺に使われていた
だから一瞬躊躇ったがきちんと殺せたんだ
人間も魔物も助けるために
「そんなにショックは受けないんだね」
コンタミが不思議そうに言った、けどな
『やってしまったことは戻らん、それにあいつを倒さなきゃ俺たちが危なかったんだ。だが忘れはしないさ』
犠牲になった人間の為にも
『…お前は無傷なのか？』
「うん、もちろん。戦ったんじゃなく還したからね」
なるほどよくわからん
『もうここに用はないな、早くあの2人を連れて戻るぞ』
「そうだね」
rd「Aーーー！！大丈夫だった？」
ru「し、死ぬかと思った…」
『問題の魔物は退治した、他は特に無い』
cn「そっちは大丈夫だったの？」
2人は所々擦り傷があるが元気だった
rd「大量の魔物はいたけど特別強いって訳じゃなかったから大丈夫だよ〜レウさんがうるさかったけど」
ru「それはらっだぁもだろ！！」
楽しそうでなにより
『全員いるし早くここから出るぞ』
こうして無事洞窟を脱出し、探しに来ていた捜索隊の警察官に保護され事情説明をし帰ることが出来た
あの後どうやら魔物の能力により洞窟を探索していた生徒が飲み込まれ魔物の1部になってしまったらしい
魔物については1部以外全て消滅しており詳細不明とのこと
あの魔物を…最後の文字列とマークを俺は最後まで知ることは無かった
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カエデ(プロフ) - ティンちゃんだ！！(ただのクトゥルフ好き)いつも楽しくみさせてもらってます！更新頑張って下さい！ (2021年11月14日 20時) (
レス) @page12 id: 72430d3326 (このIDを非表示/違反報告)
銀狐(プロフ) - 続編おめでとうございます！ (2021年11月11日 3時) (レス) @page2 id: b88b2ea9fb (このIDを非表示/違反報告)
みりん生姜 - キ、キタァァァァァァァァ！！！！！ (2021年11月10日 23時) (レス) id: 4cad817f30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：兆(トキ) | 作成日時：2021年11月10日 19時
