実施試験 ページ2
入学式はなんだかんだありながらも無事終えることができた。
あの後も放課後らっだぁというやつが来てうるさかったが誤差だ誤差
家に帰ってスマホ見たら連絡帳にらっだぁという名前があって震えたのは内緒な
…ほんと交換した記憶無いんだが？
「これより実施試験を始める、出席番号順から防護壁の中に入るように」
担任の先生が号令をかけみんなソワソワしっぱなしだ
自分の実力を周りに見せれる最初の場だもんな、赤っ恥かかないようにしなきゃ
「次…A・A」
おうおうすっごく嫌そうな顔してんなぁ担当さんよぉ
『よろしくお願いします』
挨拶は大事だよね、相手無視だけど
「では…始め！」
合図と共にAは走り出した
「おいあいつ馬鹿だろ」
「脳筋かな」
「呪われた一族とか言われてるが案外雑魚では笑」
周りが口々にそう囃し立てる
いくら実力があろうと教師に真っ向での勝負をするのは愚の骨頂
「残念だったな、Aの一族よ」
相手は生徒に向けるべきではない膨大な力と共に技を放つ
『…本当に？』
その瞬間教師が放った力が霧散し笑顔のAが目の前にいた
まるでこの殺伐とした場を舞踏会と思っているような殺気を感じない笑顔
そう思った時にはもう教師の首には黒く光る刀が当てられていた
『油断は禁物ですよ、先生』
こうして実施試験は幕を閉じた
お、終わったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
よっしゃこれで俺が実力無い無能じゃないと知らしめることができたぜ！！
rd「Aお疲れ様〜いや凄かったね」
『帰れストーカー』
rd「やだ♡」
ようやく寮に戻れると思った矢先にこいつかよ早く帰らせろ
rd「ねぇ…なんで能力を使わなかったの？力を示すなら自分の能力を見せた方が良かったんじゃ？」
『自分の手札を見せるほどバカじゃない、それに考えてみろ、あの教師は能力を使わなかった俺に負けたというレッテルが貼られる、俺を殺そうとしていたやつがだぞ？嗤えるよな』
そう、あの教師は俺を事故に見せかけて殺す気だった
殺気ダダ漏れだっつぅの
rd「うけんね、Aなら普通に呪詛返しだってできたでしょ、なのにあえて生かすだなんて最高の仕返しだね」
なるほどこいつ…知ってて俺に聞いたのか
『質問はそれだけだろ、そこを退け、そして俺の名前を気安くその口で言うな反吐が出る』
こちとら早く寝たいんだよ
rd「はいはい、じゃあまたねA」
…あいつぶん殴っていいかな
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カエデ(プロフ) - ティンちゃんだ！！(ただのクトゥルフ好き)いつも楽しくみさせてもらってます！更新頑張って下さい！ (2021年11月14日 20時) (
レス) @page12 id: 72430d3326 (このIDを非表示/違反報告)
銀狐(プロフ) - 続編おめでとうございます！ (2021年11月11日 3時) (レス) @page2 id: b88b2ea9fb (このIDを非表示/違反報告)
みりん生姜 - キ、キタァァァァァァァァ！！！！！ (2021年11月10日 23時) (レス) id: 4cad817f30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：兆(トキ) | 作成日時：2021年11月10日 19時
