巻き込まれたくない俺が孤高な悪役目指したら教師になってた話する？

らだお誕生日おめでとう ページ50

これは悪役教師のifです
もしらだおと結ばれたらの世界線


「ねぇねぇA、明日は何の日かわかる？」

らっだぁに告白され続け折れた俺がやけくそでみんなの前で愛を伝え無事ゴールイン

そして同棲を初めて早1年
結構アニバーサリーなこいつは今日も今日とてやかましい

『…ポッキーの日だな』
「違いますぅ〜」

このうるさいやつ黙らせていいかな

『ほら、そろそろ時間だろ』
「ちぇっ…わかったよ」

察しの悪いやつめ

『早く帰ってこい』
「！！もちのろーん！！！行ってきまーす！！」

言った瞬間目を輝かせ俺の頬にキスを送り出ていった

さらっとしやがって…現金なヤツ

…ちょっと嬉しかったのは秘密



部屋をいつもより綺麗にしてどうせならとらっだぁが好きな料理をと唐揚げを中心に色々作ったが作りすぎたかな

残ったらあいつらに渡すか

「たっだいまんもす〜」
『おかえり、ほら食え』
「ちょっ突っ込んでよ。けどありがとう、唐揚げ美味しそう」
『美味しそうじゃなく美味しいんだよ俺の手作りだぞ』

「…そうだね、なら全部ちゃんと食べなきゃ！」

おい、今の間はなんなんだあいつ俺にはいちゃもんつけるのに


「ご馳走様、やっぱり特別な日に大好物を沢山食べるのは良いね〜」
『お粗末さま、時間かけて作ってよかった』

見事に完食とか…こいつの薄い腹にどう収まったんだ…

「…ねぇ、A最後のデザート頂戴？」

皿を片付けようとした俺の手を自分の指に絡めてくるらっだぁ

『…デザートならケーキがまだあるぞ』
「それは明日一緒に食べたいな、今はAが欲しい」
『…プレゼントだってまだ』
「1番のプレゼントはAだよ」
『だが…』

「…ねぇA、俺の大事な愛しい人。最高のプレゼントを俺に頂戴？」

こんなに迫ってるのに最後は俺の判断に任せるために疑問形で聞いてくるあたりこいつほんといい性格してるぜ全く

『…最高の日にしてやるよ』

俺はそう応えあいつの唇に祝福を贈った








今日はほんとに最高の日
帰ったら冷たい家じゃなく暖かくて最愛の人がおかえりと言ってくれて、いつもなら信じられないジョークとか笑みが見れて、暖かいご飯も食べれる
そして愛しい人と過ごせる時間

朝起きたら俺の薬指には指輪が嵌められていた。
俺から贈ろうとしたのに、1枚上手だなぁ

まだ眠ってるAに俺は感謝の口付けをした。

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