誰にも、言えない (ページ7)

今日:11 hit、昨日:0 hit、合計:14,499 hit

7 ページ7

もしかして私の事…

なんて甘い考えが頭をよぎった。

めめが私の事好きな訳がない、だって昨日会ったばかりだよ？

もしめめが私の事好きだとしても私の推しはこーじくんな訳だし…

と頭の中でグルグル考えた。

ご飯を食べ終え、駅まで送ってくれた。

｢今日はありがとね、気をつけて帰ってね｣

と優しく微笑む。

『こちらこそありがとうございました！』

と私も笑顔で返し、めめと別れた。

家に着き、LINEを開くとめめとこーじくんのLINEがあった。

記憶になかったが、交換していたらしい。

一応家に着いたって連絡しておこう。

先にこーじくんに『ありがとうございました』と連絡し、
めめにも送ろうとした時、電話がなった。

｢…ちゃんと無事に家ついた？｣

どこまで紳士なんだろう…

『さっき家着きました、ほんとにありがとうございました！』

｢おかえり！あの、さ…｣

3秒ほど沈黙になった私はどうしたんだろうと思った。

｢また会いたい｣

あれ、幻聴……？
今会いたいって言った？

顔が赤くなり、心臓が早くなっているのがわかる。

会ってはいけないって分かってるけど…

『私も会いたいです』

自分に恥ずかしくなった。

｢ほんと？嬉しい！
じゃあ俺これから仕事だから、また連絡するね｣

と言われ電話は終わった。