誰にも、言えない (ページ6)

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『あ、おはようございます』

目を開けたらめめが目の前で微笑んでるって天国かなにか…？
私は錯覚した。

こーじくんは…まだ寝てる。

ってゆーか、めめのベッドでめめと2人で寝ていた…？
朝から混乱状態。

｢もうお昼だよ、外にご飯食べいこ？2人で｣

『昼間から2人で外でご飯なんて大丈夫なんですか？』

｢変装するか大丈夫だよ、行こAちゃん｣

『こーじくんは？置いてくんですか？』

｢こーじはまだ寝てるから大丈夫だよ｣

そんなやり取りをし、急に決まっためめとの朝ごはん。

正直、今すぐに家に帰ってお風呂に入りたい気分だった、メイクもそのままで寝てしまって顔のコンディションも最悪、
でもお腹は空いていたから行くことにした。

私たちは池袋のファミレスに入り朝限定のメニューを頼んだ。

食事中、めめからこんな質問をされた。

｢Aちゃんて彼氏いないの？｣

2年前に付き合ってた彼氏に浮気をされてから恋愛が少し怖くなっていた事を話した。

｢そうだったんだ…俺ならAちゃんを悲しませることなんて絶対しないのにな｣

と、真剣な顔で言われた。

私はその瞬間、めめと出会ってから1番心臓がドクドクいうのを感じた。