誰にも、言えない (ページ19)

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カフェに着くとめめはコーヒーを、私はアイスティーを頼み席に着く。

『すごいオシャレなカフェですね、あんまりカフェ来ないので緊張します笑』

｢この前仕事でここら辺来た時見つけて今度来ようって思ってて、Aちゃんと来れて嬉しいな｣

『さらっとそんな事言っちゃうんですね...』

｢あ、ごめん、ほんとに思った事言ってるだけだから！｣

急にあたふたし始める。

『いや、そうゆう事思ってくれて嬉しいです』

顔を逸らしてる、絶対ニヤけてるな。笑

｢そういえばさ、俺の事下の名前で呼んでほしいんだけど、だめかな？｣

『えっと...れんさん？』

｢.......距離感じるからやだ｣

ほっぺを膨らませる、可愛い...！

『.......れんくん？』

｢うん、なーに？｣

と、ニコニコしてる。

表情コロコロ変わって犬みたいで可愛い。

｢あ、そろそろ映画の時間だ、行こっか｣

店を出ると自然と手を繋がれた。

やっぱり女の子の扱い上手だな。

なんか嫌だな、とも思った。