誰にも、言えない (ページ15)

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連れてこられたのはとても雰囲気がいい居酒屋だった。

｢ここ、お酒も美味いし料理も美味いねん！
僕が全部出すから好きなもん頼んでええよ！｣

密室に2人きりはやばい...！

｢僕はとりあえず生で！あと枝豆も欲しいなあ｣

『じゃあ私も生で、だし巻き玉子食べたいです！』

いっぱい食べな！と言われたので枝豆と鶏皮ポン酢も頼んだ。

生が来たところで乾杯をした。

｢...Aちゃんさ、めめのこと好きなん？｣

あまりに急すぎて目を見開いた。

これはなんて答えたらいいんだろう、

今はまだわからない、てかめめにリアコはだめでしょ

『めめはファンとして好きです』

これが正解だと思う。

｢そっかぁ〜、じゃあ僕にもチャンスあるんかな？｣

と、真剣な顔でこちらを見てくる。

『か、からかわないでくださいよ！！』

｢僕、本気やで？アピールしてええかな？｣

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