プリムラ・ジュリアン-2- (ページ47)

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蓮side

Aとはぐれてしまい、必死に人混みかき分けながら彼女を探す。

携帯も繋がらないし、マジでどうしたらいんだ。
そう思っていると、

木「あの！」

急に浴衣の袖を引っ張られた。

蓮「あれ、あなたは」

確か佐久間くんの彼女。
隣には佐久間くんが、、いない。

もしかして、、

俺の嫌な予感は的中。

木「Aちゃんの彼氏さんですよね？」

蓮「あ〜まだ彼氏ではないですけど、」

木「もしかしてAちゃんとはぐれましたか？」

蓮「はい、何でそれを？」

木「私も大ちゃんとはぐれたんですけど、さっき大ちゃんとAちゃんぽい子が走っていくのが見えたから、、」

マジかよ。

木「あの2人って、幼馴染ですよね？」

心配そうな顔の木下さん。

蓮「幼馴染らしいですね」

俺がそう答えると今にも泣き出しそうな彼女。

ここで泣くのは勘弁してほしい。

蓮「とりあえず2人が一緒にいる可能性が高いので、俺たちも一緒に探しましょう？」

木「うん、」

花火が始まった頃

蓮「あ、電話だ」

画面にはAの文字。

蓮「もしもし？！」

電話に出ると、

「もしもし、蓮ごめん、今どこ？」

少し暗いAの声

蓮「今金魚すくいあったところ、Aは？」

「えっと、ここ、、どこだろう。神社のh 佐「あ、蓮〜？Aは無事だから！ごめん！少しだけ俺に貸して！」

蓮「は？え？」

急に佐久間くんの声がして一方的に話されて電話を切られた。

木「Aちゃんなんて？！」

蓮「あーうん、無事だって」

動揺を隠せない俺を見て察したのか

木「大ちゃんといるんだね。」

彼女はそう言った。