プリムラ・ジュリアン-2- (ページ43)

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「あれ、蓮？！」

射的をし終わり、花火がそろそろ始まるという事で、花火の見やすい場所の移動しようとしていたら蓮とはぐれてしまった。

人多いし、この中で蓮のこと見つけるなんて、、。
携帯も電波入らないし、最悪だ、、。

「どうしよう、、」

とりあえず人が少ない場所に移動しようかな、

そう思っていると

ドンッ

「あ、すみません！」

誰かとぶつかってしまった。

男「いってぇ、」

男２「おいおい、かき氷落ちたじゃねーか」

「ごめんなさい、」

目の前には厳つい二人組。

とことんついてない。

男「あれ、祭りで1人？」

男２「可愛い浴衣着てんじゃん、よく見たら顔も可愛いし」

男「かき氷のお詫びに俺らと一緒に花火見ようぜ」

「いや、一緒に来てる人がいるのですみません。」

男「いやいや、どう見ても1人じゃん？」

「今はぐれてて、、」

男２「じゃあ連れが来るまででいいからあっちこうぜ」

「ちょ、離してください！」

手首を掴まれ引っ張られる。

蓮、、、。助けて！

そう思っていると、

反対側の手を誰かに掴まれて

「え、？誰？蓮？」

人が多すぎて誰だかわからない。

？「走れる？いくよ！」

そう聞こえたような気がした。

そして誰だかわからない人に腕を引っ張られるがままに走った。