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「翔太?」

翔太は何も言わず抱きしめたまま。

私の首に顔を埋めているため、表情はわからない。

「そろそろ離してほしいんだけど、、」

翔「わりぃ。」

そう言うと私からバット離れた。

「急にどうしたの」

翔「浴衣姿のお前可愛くて。でもごめん。」

「あ、ありがとう?」

ここ最近の翔太は何だか甘い。

翔「お前そろそろ時間なんだろ?目黒待ってるぞ」

あ、もうこんな時間。

「そうだった!髪の毛ありがとう。行ってくるね」

翔「おう、目黒に手出されたらすぐ言えよ、ぶっ飛ばすから」

「ありがとう笑」


翔太の部屋を後にして待ち合わせのロビーへ向かう。



ロビーへ着くと

女「目黒くん浴衣似合うね!」

女「誰といくの?もしよかったら私たちとどう?」

女の先輩に囲まれている蓮。

紺色でストライプの浴衣を着ている。

浴衣似合うなぁ。

ていうか、先輩怖くて近づけない。

どうしようかな、遠くから蓮を見ていると

蓮「あ、」

やばい、目があった。

こっちくる

周りの目が怖いです、

蓮「A」

「あ、ごめんお待たせ」

蓮「全然、ていうか浴衣ちょー可愛い」

「ありがとう、蓮もすごく似合ってる」

蓮「よかった。祭り行こっか」

「うん、ってここで手繋ぐの?!」

蓮「だめ?」

「いや、周りが、、」

蓮「やだ?」

その聞き方ずるい、

「やではないけど、」

蓮「じゃあこのままね」

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作者名:月乃 | 作成日時:2022年8月9日 23時

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