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春「やったー!テスト終わり!!」

康「今日から夏休みや!!」

4限終わりの学食。
目の前ではしゃぐ2人。
勉強合宿のおかげもあり無事に夏休みを迎えることができた。

蓮「Aデートしよ」

そして、私の隣に座るこの方。
今この場で言う?!

「え、デート?」

康「めめ、俺らもおるんやで?!」

春「あ〜照君に連絡してこよ〜」

何だか最近蓮からのアタックが凄い気がする。

蓮「来週は?空いてる日ある?」

「来週か〜ちょっと待ってね。」

スケジュールを確認しようとしていると

翔「よっ」

「あれ、翔太とふっか」

深「やほ〜」

2人が空いてる席に座った。

ふっかは私の隣、翔太は康二の隣に。
ふっかとはあの日以来だから少し気まずい。

翔「何してんの?」

康「夏休みの予定立てようとしてんねん!」

「そうそう。翔太はもうテスト終わった?」

翔「おう、今日で終わり」

「単位大丈夫?笑」

翔「まぁ何とかなる、、多分。」

康「しょっぴーはお馬鹿やもんな!」

翔「は?!お前に言われたくねーよ!」

春「うるさ〜い」

こんな平和な会話の裏で、

深「何で俺は目黒にこんな睨まれてんの?俺なんかした?!」

「え、睨まれてる?」

隣に座ったふっかが小声で私に訴えてくる。

反対側に座る蓮を見ると確かに睨んでる、?
いや気のせいじゃない?

「気のせいだよ」

深「いや、なんか穴開くほど見られてる、俺そんなイケメン?」

「それは違うね、」

ふっかとやりとりをしていると

グイッと反対側の蓮に腕を引かれ

蓮「ふっかさん、あんまりA揶揄うのやめてもらっていいですか?」

深「ん?何のこと?」

蓮「へぇ〜。まぁいいです。」

深「何、どうしたの?わら」

何この2人、
私を真ん中に挟んで睨み合ってる。

蓮「俺、こいつが好きなんで、本気じゃないなら手出さないで貰えますか」

「ちょ、蓮?!」

私の肩に顎を置いてぎゅーと抱きしめてくる。

「ここ学校なんだけど、、っ」

康「なんか見てる俺が恥ずかしいわ、、」

翔「は、?」

蓮のとんでも発言に一気に場が静まる。

翔太なんてパニックになってない?

私もパニック中だけど、、。


ふっかは彼女作らないって言ってたし、あの日のことも遊びだったのは理解してる。

なのに、


深「じゃあさ、俺も本気って言ったらどうする?」


ふっかが本気なんて嘘でしょ、?


翔「、、、」


蓮「正々堂々勝負するまでです。」





この会話を彼が聞いていたなんて思いもしなかった。

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作者名:月乃 | 作成日時:2022年8月9日 23時

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