プリムラ・ジュリアン-2- (ページ27)

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じゃんけんで負け、蓮と2人で買い出しへ。
家から徒歩5分の場所のスーパーで康二リクエストのたこ焼きの具材を購入。

蓮「それ持つよ、重いでしょ？」

「これぐらい大丈夫だよ」

蓮「いいのいいの、こういうのは男が持つからさ、」

私の持っていたスーパーの袋に手を伸ばす。

「ありがとう」

少しの沈黙の後、私の顔をじっと見て

蓮「Aさ、雰囲気変わったよね、」

「うん？雰囲気？」

蓮「そう、なんかより可愛くなったっていうか、大人っぽくなったっていうか、」

え、なんか変わってる？

「メイクとか？」

蓮「うーん、そうじゃなくてさ、」

もしかして、昨日のこと、？

春乃にもバレてたし、そういうのって気づかれるもんなの？

蓮「佐久間くん？それともふっかさん辺りかな？なんかあったでしょ？」

「え、」

蓮「ふーん、なるほどねぇ、」

「いやなんにもない！」

蓮「そっか、なら良いんだけど」

「う、うん、それより速く戻ろ！2人とも待ってるし」

蓮「ふは、走りすぎ笑」

「アイス溶けちゃう！」

蓮「はいはい笑」

蓮の顔を見るのが気まずくて、走り出す。

そんな私に

蓮「でも、それなら俺も遠慮なくいかせてもらうね。」

蓮の言葉は聞こえなかった。