６５ ページ15
次の日の夕方。大学もバイトもなく家でゴロゴロとしている時だった。
ピンポーン
突然インターホンが鳴った。
宅配かな？頼んだ覚えないけど、
「はーい、って大介？！」
玄関を開けると、ニコニコ笑顔の大介が。
佐「おっち〜！暇〜？」
相変わらずのテンション。
昨日の事が嘘のよう。
「え、まぁ今日は何にもないけど、、」
私の言葉を最後まで聞かず、
佐「お邪魔します〜」
リビングへ向かう大介。
「ちょ、待って！来るなら事前に言ってよ」
部屋散らかってるじゃん、
ソファにちょこんと座る大介の隣に私も腰掛ける。
すると、何故か改まって私の顔を見る。
佐「あのさ！Aに伝えたいことあって、」
「うん？」
佐「昨日は本当ごめん、」
「その事なら大丈夫、」
佐「それで、Aに言われて目が覚めてさ、きちんと彼女に話をしたんだ」
「うん、」
いやだ、聞きたくない。
佐「本当Aのおかげだよ！」
やめて。
言わないで。
佐「俺がもうこんな関係終わりにしたい。って言ったらさ、その場で彼氏と別れてくれて。俺と付き合うって言ってくれたんだ」
「そっか、」
佐「Aにはちゃんと話しておきたくてさ！」
「うん、話してくれてありがとう。」
佐「茜にもAは大切な幼馴染って伝えてるし、心配してないって！」
何それ、
彼女ができたなら私なんていらないじゃん。
たかが幼馴染なのに。
佐「あれ、A？」
「あ、ごめん、まさか大介に彼女ができるなんて〜先越されちゃったな〜」
ちゃんと笑えてるよね、？
大丈夫。
笑えてる。
佐「Aもなんかあったら俺に相談しろよ〜！力になりたいしさ！」
「うん、ありがとう。」
それから大介と何を話したかは覚えていない。
気づいたらあれから1時間経っていて、大介は帰っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 250人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月乃 | 作成日時：2022年8月9日 23時
