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あれから一週間。
大介とは学校でもマンションでも会っていない。
学校でもふっかや翔太に協力してもらい会わないようにしている。
はずだったのに、
佐「ねぇ、なんで俺のこと避けてるの？」
「いや、避けてるとかそういうわけじゃないんだけど、」
何故か空き教室に2人きりに。
佐「明らかに避けてるよね、？やっぱあの日のこと怒ってる？」
あの日のこととはきっと大介の誕生日のことだろう。
「怒ってないよ。ただ、」
佐「ただ？」
「その、あれだよ、あの、」
そんな優しい目で見つめないでよ、
蓋をした気持ちが溢れ出るじゃん。
佐「A、俺バカだからさ、言ってくれなきゃわかんないよ、？」
「木下さんとうまくいってるみたいだしさ、」
佐「え、あぁ、、」
「幼馴染でも一応私女の子だし、木下さんからしたら嫌かなって」
佐「え、？」
驚いた顔をする大介。
その顔は私が恋愛対象に入っていないことを突きつけられているように感じて
思わずその場から逃げ出そうと教室の入り口へ向かう。
佐「ちょっと待って！まだ話終わってない、」
「ちょ、離して！」
手首を掴まれ壁に追いやられる。
「やめて、もう私は話終わった。」
こんな状況でもドキドキする私はきっと大馬鹿なんだろう。
佐「茜さん、あ、木下さんとは確かに会ってる、」
あぁ、もう名前で呼ぶ関係なんだ。
木下さんも確か『大ちゃん』って呼んでたもんね、
佐「でも木下さんとAは別なわけで、、」
私はただの幼馴染でしょ、そんなのわかってるよ。
佐「俺がしてることは浮気だし、ダメなことだってきちんと理解はしてる、つもりだけど、」
「だけど何よ」
佐「もしAがそれ原因で俺のこと避けてるならそれ嫌だなって、思って、、」
何それ、
どういう意味なの？
「じゃあ私がやっぱり浮気なんてやめてほしいって言ってらやめてくれるの？」
佐「やめたら、、。前みたいにAと話せるの？」
「え、まぁ。、うん」
え、何この流れ、？
佐「Aに避けられるのマジで無理だから、、
ちゃんと木下さんと話してくる。」
こんなの期待するじゃん。
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作者名：月乃 | 作成日時：2022年8月9日 23時
