プリムラ・ジュリアン-2- (ページ11)

今日:1 hit、昨日:9 hit、合計:65,099 hit

６１ページ11

「えっと好きな子、？」

信号が赤になり、車が止まると
めめは私をまっすぐ見つめた。

目「うん、俺Aが好き。」

「え、好きって、」

目「もちろん友達としてじゃなくて、付き合いたいって思ってる。」

まさかめめがそんな風に思ってくれているなんて全く気づかなかった。

「えっと、

私が言葉に詰まっていると、

目「まだ返事はいいからさ、俺がAの事好きっていうのだけわかっててくれたらいいよ、」

そう言って私の頭に手を置いた。

信号が青に変わり、車が走り出す。

めめになんて返せばいいか分からない。

思わず下を向いてしまう。

すると

目「Aが佐久間くんのこと好きだったのは知ってるし、俺が勝手に思い伝えただけだからいつも通りにしてくれたらいいよ、」

「でも、、」

目「俺はAが嫌だって言わない限り諦めないし、これからもどんどんアピールしていくから覚悟してて？」

「嫌だなんて思わないけど、」

めめに好いてもらうほどの魅力なんてないのに、

目「そんな顔しないでよ、俺はAがいいの。俺頑張るから、今から俺のこと少しは意識してね？」