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春「え、どうしたの?!」

教室に着くなり、私を見た春乃が目を丸くした。

「あ、おはよう、」

康「え、A?!なんか雰囲気変わったなぁ!」

私の後から来た康二にも少し驚かれる。

「康二もおはよう、どう?イメチェンしてみたの」

春「いや、めちゃめちゃに可愛いんだけど、びっくりした、」

康「でも夏やしこっちの方がサッパリしてて俺は好きやわ!」

「ふふ、ありがとう。」

2人がここまで驚くのは無理もない。

2時間前、急遽美容院の予約を入れ、胸まであった髪を顎下までバッサリと切り、カラーも暗めのブラウンからミルクティーカラーへ。

春「でもまさかここまでバッサリいくなんて、」

「今日から気持ち切り替えようかなって思ってさ、」

この髪の長さもカラーも大介が褒めてくれたものだった。
カラーも髪が綺麗だから痛まないように暗い色がいいよって言ってくれた。

服だって大介が好きになる嫁の雰囲気に似せていた。


昨日までの私は全部全部大介中心で回ってて、

でもそんな自分を変えたくて。



康「ええと思う!何があったかはわからんけど、めちゃかわええもん!」

春「うん、これはモテるよ、元々可愛いけど、さらに可愛くなってる!!って、あ、噂をすれば笑」


春乃の目線の先には先程の2人のように驚いた顔をしながら口元に手を当てるめめがいた。

「あ、めめおはよう」

目「え、あ、おはよう」

空いてる私の隣の席に腰掛けるも一向に目が合わない。
康二と春乃は褒めてくれたけど、もしかして似合わなかったかな、?

なんて不安に思っていると、

春「めめ、何照れてんの?耳真っ赤よ、」

康「ほんまやな笑」

春乃の言葉にもう一度めめを見ると、確かに耳が赤い。

「めめ、どうしたの?」

私の問いかけに彼はゆっくりとこちらに向き、


目「いや、その髪、すごい似合ってて、可愛すぎて直視できなかった。」


照れ臭そうに笑った。

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作者名:月乃 | 作成日時:2022年7月13日 18時

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