プリムラ・ジュリアン-1- (ページ4)

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大学一年生

渡「A飲みすぎ！まじで誰が連れて帰るんだよ、、」

目の前に座る男、渡辺翔太に呆れた顔をされる。

深「はぁ〜、お嬢さん悲しいのは十分わかったから、とりあえずお酒はもうダメ。顔真っ赤だよ？」

その隣に座る男、深澤辰哉にお酒を取り上げられる。

「わかってるよ、、わかってるけど飲まなきゃやってらんないでしょ！！」

惨めなのはわかってる。でも飲まないとやっていけない。

渡「もうこいつダメだわ、明日3限だけだし付き合うか、、」

深「なんだかんだ翔太はAに甘いねぇわら」

渡「まぁ、、流石に今回のは可哀想だからな」

「ううう〜、しょっぴー優しい、、ふっか顔でかい、、」

深「いや意味わかんないから？！でかいけども！？」

こんな私に付き合ってくれる優しい2人。

そしてこんなに惨めな姿になった原因は

遡ること3時間前

「え、大介、、？と木下さん、？」

幼馴染であり、初恋で片思いの相手であり、3つ隣の部屋に住んでいる佐久間大介の部屋から本人とサークル1美人で彼氏がいるはずの木下さんが手を繋いで出てきたからだ。

大学1年生の7月

史上最悪の形で私の6年間の初恋は散った。