プリムラ・ジュリアン-1- (ページ21)

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「ちょ、なんでここに？」

佐「ちゃんと話したくて、チャイム鳴らしたけどまだ帰ってないし家の前にいたら絶対会えるかなって」

「いや、、そうではあるけど、、とりあえず家の中入ろう？熱中症になる」

佐「うん」

マンション内で日陰だとはいえ、今は７月。真っ白な肌がこれもかってぐらいに真っ赤。
今は16時前、14時半には授業は終わってるし、、。どれぐらいここで待ってたんだろう。

「はい、オレンジジュース。今クーラーつけたから涼しくなるまで扇風機の前にいてね」

佐「ありがとう！ふぅ〜生き返る〜」

オレンジジュースを片手に扇風機の前に座る大介とその隣に座る私。

綺麗な横顔だな、なんて思っていると、大介は私の方に向き、真っ直ぐと目を見て

佐「さっきはごめん。」

小さく呟いた。