3話 ページ4
『ただいま〜』
mf「体力が…」
ひきこもってるからだよ、と笑いながら言えばまふくんは苦笑いをして言う。
mf「もうすぐ三十路だしなぁ…w」
そうだ、彼は28歳。若く見えるけどもう三十路……………………なんか頭痛くなってきた。
mf「ん、そらるさんから電話来た。静かにしててね」
『はーい』
どうやらそらるさんから電話がかかってきたらしい。
真剣な顔で、何かを話している。
mf「え!?今からですか!?」
真剣な顔からは一変、焦った顔になった。
まふくんは私の方を向いて口パクで「今からそらるさん来る」と言う。
普段は付き合ってることなんて話してないから、私が学校へ行っている時にうまく時間を調整している。
mf「あー、わ、わかりました。」
電話を切って私の方を焦った顔で向く。
mf「どうしよ!今タクシーで向かってるらしい!」
『どうしよう…そうだ、私隠れる!奥の部屋ならそらるさん来ないよね…?』
mf「じゃあ頼んだ!申し訳ないけど…これで耐えて」
そう言って渡されたのはペットボトルに入ったオレンジジュース。彼なりの配慮(?)だと思う。
そんなことをしていれば玄関のチャイムが鳴り、私もまふくんも慌てる。
急いで奥の部屋に入り、万が一入られてもドアで死角になる部屋の角に椅子を持ってきて座る。
スマホの音も消して、完璧!
少しするとそらるさんの「お邪魔します」という声が聞こえて、緊張感が増す。
sr「ん?これ誰の靴?女の子っぽいけど」
mf「あ、それは…この間来た親戚の忘れ物です」
sr「靴忘れたの?w …まぁいいわ、早く打ち合わせしよ」
セーフ………こっちまで緊張する………
sr「彼女できたのかと思ったw」
mf「……じゃ、打ち合わせ始めましょう」
sr「…うん?」
その後打ち合わせをして、少しだけスマブラ…なのかわからないけどゲームをしてからそらるさんは帰っていった。
『はぁー緊張した』
mf「危なかった〜w」
気づけば時間は夜の10時。
まふくんは作業があるらしいのでご飯を食べて作業に取り掛かってしまった。
私はお風呂に入り、まふくんの作業を眺める。
気づけば私は寝落ちしてしまっていた。
まふまふ side
時間は日付が変わったあたり。
作業が終わって寝ようとすると、僕の後ろで寝落ちしているAがいた。
mf「…おやすみ、好きだよ」
Aをベッドへ運び、頬に軽くキスをして僕も隣で眠りについた。
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ゆうか - 更新待ってます! (2020年2月11日 9時) (レス) id: c843a619c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しぃ | 作成日時:2020年1月16日 12時