お日さま園とトリップとパパ〈リク〉 ページ43
なぜかトリップというものをしてしまった俺、ヒロト、リュウジ、風介、晴矢、玲名、砂木沼の七人。多すぎだろうと思いながらも変える方法が分からないためみんなでそこら辺を散歩することにした。
さきほどトリップといったが、なぜトリップだと分かったか。
ゴミ捨て場に置いてあった新聞紙の日付が20年以上経ったものだったからだ。
これが現実か分からなくなってきたとき、後ろから声をかけられた。
「パパ？」
「「いやパパって誰？」」
自分たちに問いかけられていると何となく感じ取り玲名以外の全員でその言葉を言った。
振り向いていたら、後ろに立っていたのは赤い髪をした可愛い女の子だった。あの髪色は…
全員心当たりがある人物…彼女と同じ髪色の晴矢を見た。
「え…はあ！？いやいやオレ結婚してねーよ！？」
「晴矢、ここは未来だぞ。子どもいてもおかしくない年齢の私たちだ。」
「風介の言うとおりだよ。あ、きみ名前はなんていうの？俺は基山タツヤ、よろしくね。」
混乱している晴矢は放っておいて先に自己紹介をする。少し訝しげにしながらも彼女も名乗ってくれた。
「…南雲Aです。そこにいる南雲晴矢の娘です。よろしくお願いします。」
娘(仮)から娘(本物)になった。晴矢の娘がこんなに可愛いなんて…。
どうやら彼女の性格は晴矢とは真逆で大人しいようで、緊張と警戒がなくなって敬語を外したり、俺たちの会話を微笑みながら聞いたり、質問されても嫌な顔一つせずに丁寧に受け答えしていく。
その中ですぐに俺たちのことに気付いたのか質問したら、どうやら俺たちがこの年代の写真を見せていたらしい。
未来ではこんなに可愛い二回り以上年下の妹…晴矢の娘ができるのか。そんな日が来るのが待ち遠しい。
「あ…体透けてるよ。もとの時代に戻るってこと？」
そう言われて自分たちの体を見ると、透けて地面が見えた。Aちゃんを見ると笑っていた。
「あのね、こっちのみんなは最近忙しそうで全然離せてなかったの。でもみんなと話して、久しぶりに話せた気持ちになったよ。
これからも頑張ってね、パパ、みんな。」
その目には涙が浮かんでいた。何か言わなくてはと思ったが何も言えなかったとき、晴矢が言った。
「絶対、絶対お前に会えるように頑張る！だからそれまで待っててくれよ！」
Aちゃんはそれを聞いて驚いていたが、嬉しそうに笑みをこぼした。
その記憶を最後に、俺たちの未来トリップは幕を閉じた。
野坂悠馬とデータと興味〈リク〉→←一星充と純愛と狂愛〈リク〉
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美紅(プロフ) - 楯山アヤメさん» そうですか… (2019年3月20日 22時) (
レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
楯山アヤメ(プロフ) - 美紅さん» すみませんが小説自体のリクエストは受け付けていません。受け付けているのは次回作の短編集のものだけです･･･。 (2019年3月20日 22時) (レス) id: 8a9156fa53 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - 楯山アヤメさん» いいえ、小説です (2019年3月20日 22時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
楯山アヤメ(プロフ) - 美紅さん» 『君との時間』のリクエストでしょうか？ (2019年3月20日 22時) (レス) id: 8a9156fa53 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - イナズマイレブン 無印時代 マックス君 FF編&エイリア学園編&FFI編 FF編はマックス君の幼馴染であり猫耳帽子のキャップエイリア学園編はオリキャラ登場するキャラバン参加するためFFI編はイナズマジャパンの代表選んだの物語です (2019年3月20日 22時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楯山アヤメ | 作成日時：2019年2月11日 21時
