不動明王と恋愛対象とキス ページ5
幼なじみは恋愛対象にならない。そんなこと誰が決めたの？
私には年上の幼なじみがいる。そして彼氏はその人だ。だからその説は当てにならない。
ところで最近悩みがある。それは幼なじみである彼氏？彼氏である幼なじみ？が私を妹扱いしてくるのだ。
まぁ最近まで幼なじみだったし仕方ないかもしれないが、そろそろキスぐらいしてもらいたい。
と考えていたその時、丁度彼が通りがかった。
「明王！」
「あ？Aか、どうしたんだ？何かあったのか？」
そう、私の彼氏は不動明王。孤高の反逆児とか言われてるけど実際はすごく優しい。そんなギャップに惹かれたのだ。
「ううん、通りがかったから呼んだだけ！ダメ？」
「ダメなわけねぇだろ。んじゃ、抱きしめてやるよ。」
優しくハグをしてくれるが結局はそこで終わりになってしまう。
私から言うのは気が引けたがいつまでも幼なじみ気分ではいたくない。
「ねぇ明王？」
「なんだ？」
「あのね、私、そろそろキスしたいの。ダメ…？」
お願いと上目遣いの二つは明王の弱点。もちろん私限定だから他の女子は効かないけど。
驚いた顔をする明王。私がそんなことを言うなんて思わなかっただろう。
しばらく考えて明王の部屋に手を引っ張られて連れ込まれた。
「あ、明王…？」
「……やっと言ったな。」
「え…？」
やっと言ったって、キスしてってこと？まさか明王がずっとキスしなかったのは、私に言わせたかったから…？
「なあ、どこにキスしてほしいんだ？お前がキスしてほしいって言ったんだろ？」
「あ、その…。」
「ん？」
ああダメ、明王のこの優しい声は私にとっての甘い毒なのに…。
「…言わねぇなら勝手にやるぞ。」
「え。」
その瞬間、明王の顔が近づき、唇に何かが触れた。
最初は触れ合うだけだったがだんだんと角度が変わり、さらには息が続かなくなって少しだけ口を開けた瞬間にぬるっと舌が入ってきた。
「んぁっ…！」
明王の舌が私の舌を絡めとり、変な声が出てしまう。
こんなキス知らない…！
ようやく離れたときにはどちらのものか分からない銀色の線で繋がっていた。
肩で息をするが息が整うまでまだ時間がかかりそう。そんな私に対して明王はギラついた目で私を見据える。
「お望み通りキスしてやったぜ？…まだやってやろうか…？」
妖しく笑う明王の言葉に、つい頷いてしまった。
後悔してももう遅い−
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美紅(プロフ) - 楯山アヤメさん» そうですか… (2019年3月20日 22時) (
レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
楯山アヤメ(プロフ) - 美紅さん» すみませんが小説自体のリクエストは受け付けていません。受け付けているのは次回作の短編集のものだけです･･･。 (2019年3月20日 22時) (レス) id: 8a9156fa53 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - 楯山アヤメさん» いいえ、小説です (2019年3月20日 22時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
楯山アヤメ(プロフ) - 美紅さん» 『君との時間』のリクエストでしょうか？ (2019年3月20日 22時) (レス) id: 8a9156fa53 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - イナズマイレブン 無印時代 マックス君 FF編&エイリア学園編&FFI編 FF編はマックス君の幼馴染であり猫耳帽子のキャップエイリア学園編はオリキャラ登場するキャラバン参加するためFFI編はイナズマジャパンの代表選んだの物語です (2019年3月20日 22時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楯山アヤメ | 作成日時：2019年2月11日 21時
