亜風炉照美と髪と疑問〈リク〉 ページ27
照美は綺麗。女の私から見てもすごく綺麗で羨ましいと思ってしまう。
あ、綺麗っていうのは見た目もそうだけど髪のことである。
それにしてもなぜ誰も気付かないのだろうか。私が重度の髪フェチということに。
私の一番好きな髪は照美のストレートのロングヘア。幼なじみだから昔からよく触らせてもらってるけど、指通りがよくてサラサラしていて艶もある。まさに私の理想の髪だ。
いつから髪フェチになったのかは分からない。物心がついたときにはすでに照美の髪が大好きだった。
だが最近、自分は本当に髪フェチなのかという疑問を持つようになった。
疑問に思ったのは二週間ほど前、帝国学園と練習試合をしたときだった。
世宇子サッカー部のマネージャーを務める私はベンチでみんなのサポートをしていた。
試合中、キャプテンの佐久間くんがストレートの長髪ということに気付いたのにどうも思わなかったのだ。
後から考えたら"あれ…？"と思ったがその時は全く気にしていなかった。
*
「ねーねー照美ぃー！」
「どうしたの？」
「あのさあのさ、私前にさ髪フェチだって言ったじゃん？」
「うん、そうだね。」
「なんかね、照美以外の髪見てもなんとも思わないの。私髪フェチじゃないのかな？」
「…じゃあさ、僕がいなくなったらどう思う？」
「え？そりゃあ嫌だよ、寂しいし悲しいよ。冗談でもそんなこと言わないで！」
「…ふふっ、ごめんね。Aが可愛いこと言うから聞いちゃった。
ああ、あとAが髪フェチじゃないのかっていうのね、僕のことが好きなんじゃないかな？」
「…好き？私が照美を？」
「うん。だってAは僕以外どうでもいいんだろう？それは僕のことが好きだからだよ。」
「……そっか、私照美のこと好きなんだ。あー！それじゃあ好きな人にそんなこと相談しちゃったの！？う〜！私のバカバカバカ−！」
「コラ、自分で自分を殴らない！
…大丈夫だよ、むしろ相談してくれて嬉しかった。
僕もAのことが好きなんだよ。気付かなかっただろう？」
「…そうなの？え、ごめん！ぜんっぜん気付かなかった！幼なじみ失格だ…。」
「別にいいよ。だけど今度から何かあったら僕に真っ先に言うこと。分かったね？」
「うん！分かった！」
相変わらずAは単純で可愛い。
髪フェチじゃないかも？当たり前だよ。昔から僕にしか興味を持たないようにしてたんだから。
A、これからもずっと一緒だよ。"約束"だからね。
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美紅(プロフ) - 楯山アヤメさん» そうですか… (2019年3月20日 22時) (
レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
楯山アヤメ(プロフ) - 美紅さん» すみませんが小説自体のリクエストは受け付けていません。受け付けているのは次回作の短編集のものだけです･･･。 (2019年3月20日 22時) (レス) id: 8a9156fa53 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - 楯山アヤメさん» いいえ、小説です (2019年3月20日 22時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
楯山アヤメ(プロフ) - 美紅さん» 『君との時間』のリクエストでしょうか？ (2019年3月20日 22時) (レス) id: 8a9156fa53 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - イナズマイレブン 無印時代 マックス君 FF編&エイリア学園編&FFI編 FF編はマックス君の幼馴染であり猫耳帽子のキャップエイリア学園編はオリキャラ登場するキャラバン参加するためFFI編はイナズマジャパンの代表選んだの物語です (2019年3月20日 22時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楯山アヤメ | 作成日時：2019年2月11日 21時
