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Aの病気が、治る…？
「父さん、それ、本当…？」
「どうして寄付してくださるんですか…？」
少し言い留まっていたが口を開いた。
「ヒロトが、頼み込んできたのです。
"初めてあいつの弱音を聞いた。死にたくない、生きたい、リュウジの傍にいたいって、泣きながら。あいつの病気ならアメリカでなら治せる。だから頼む親父、あいつの治療費を工面してやってほしい。この通りだ。"
土下座までされては断るに断れませんよ。…息子の初めての頼みを聞いてあげたいと思うのは当たり前でしょう？」
ヒロトが…そこまでしてAを助けてくれた…？
俺はあいつのことを誤解していた。自己中なヤツではあるが、ちゃんと周りのことを見れるヤツだったのだ。
「ヒロトくん…ありがとう、ありがとう…！
ヒロトくんのお父様もありがとうございます！いえ、言葉ではお礼なんて言い尽くせません！あの、病気が治ったら私に出来ることがあればぜひ言ってください！なんでもします！」
「A！無茶しないで…」
「無茶じゃない！私は今までここで座っていることしか出来なかった。でも、病気が治れば何でもできる。……ずっとお見舞いに来てくれたみんなにお礼がしたいの。もちろん、リュウジの傍にずっといたいっていうのも、変わらないからね。」
そこまで聞いたら止めることなんて出来なかった。
「…あなたの覚悟は分かりました。
では一つだけ頼んでもいいですか？」
「もちろんです！」
「では、永世サッカー部のマネージャーになってください。」
「え…。」
「調べたところ、あなたは入院したのが小学五年生で中学校には通っていません。永世学園に入学して、サッカー部のマネージャーになってもらえませんか？」
サッカー部に入るってことは…一緒にいられるってこと？
「…私で、いいんですか？」
「ええ、あなたなら信頼できますからね。」
「…A、俺からもお願い。Aが入ってくれたらみんなもっと頑張れる！」
「リュウジ…。…分かりました。マネージャーの仕事とか分かりませんが、ぜひやらせてください！」
「いい返事が聞けてよかったです。後は二人で過ごしてくださいね。」
「ありがとう、父さん！ヒロトには…自分で言うね！」
「ええ。」
父さんは帰って行った。
「…ヒロトが助けてくれたね。」
「今度会ったらお礼言わなくちゃね！」
「そうだね。」
これからもずっと一緒にいようね、A。
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美紅(プロフ) - 楯山アヤメさん» そうですか… (2019年3月20日 22時) (
レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
楯山アヤメ(プロフ) - 美紅さん» すみませんが小説自体のリクエストは受け付けていません。受け付けているのは次回作の短編集のものだけです･･･。 (2019年3月20日 22時) (レス) id: 8a9156fa53 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - 楯山アヤメさん» いいえ、小説です (2019年3月20日 22時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
楯山アヤメ(プロフ) - 美紅さん» 『君との時間』のリクエストでしょうか？ (2019年3月20日 22時) (レス) id: 8a9156fa53 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - イナズマイレブン 無印時代 マックス君 FF編&エイリア学園編&FFI編 FF編はマックス君の幼馴染であり猫耳帽子のキャップエイリア学園編はオリキャラ登場するキャラバン参加するためFFI編はイナズマジャパンの代表選んだの物語です (2019年3月20日 22時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楯山アヤメ | 作成日時：2019年2月11日 21時
