緑川リュウジと病と感謝〈リク〉 ページ14
俺の大切な人であるAは病気にかかっている。それも日本の医療では治らない難病に。
そしてその事は永世のみんなも知っていて、なぜか、Aは余命二ヶ月でいつ病気の発作が起きるか分からないからだ。だからその前にどこか行きたいところがあったら連れて行ってあげたい。
するとするとFF本選に向けての練習が増えて、休みが少なくなり会えない日が続いた。
休みの時は体を休めると同時に心も癒されたかったので絶対にAの病室に行って色んなことを話した。
本選が始まると来れなくなってしまうため、本選前日にお見舞いに行ったとき頑張ってね、と言った時の笑顔はどこか寂しそうだった。
準決勝の相手は雷門だった。去年優勝したときのメンバーとは違っていたけどここまで来たということは実力は本物だ。気を引き締めなくては。
ここにいないヒロト以外のみんなで円陣を組み、気合いを入れるかけ声をした。
そのすぐ後に来たメールは、Aのお母さんからだった。
〈試合前にごめんなさい、Aが発作を起こしたの。来れない代わりに頑張ってね。〉
短い文ではあったがAの状態を知るには十分だった。
みんなにこのことを伝えるか迷ったが伝えることにした。みんなAのことを大事に思っている。あの子が頑張っているのだから自分たちも頑張ろうと言うと思ったからだ。
伝えると案の定"Aのためにも勝とう！"とさらに気持ちが一つになった。
けれどそこに予期せぬ人物がやってきた。
父さん…吉良財閥会長の息子であり監督の弟、吉良ヒロト。個人技を得意とするヤツが息を合わせる気なんてなんて全くなく、むしろチームワークを乱すようなことしかしなかった。
けれどタツヤは真っ正面からヒロトとぶつかった。そしてヒロトはそれに答えた。
ヒロトは本人曰く、俺たちの夢への助っ人…らしい。それからヒロトもAに会ったことがあって、試合に来る前も病室に行って少し話したようだった。帰った後すぐに発作が起こったため医者たちが慌ててどこかに病室に入っていくのは見えたがそこがAの病室とは知らなかったらしく驚いて「マジかよ…。」と言っていた。
試合は残念ながら負けてしまった。Aに合わせる顔がなくて落ち込んでいたが、Aのお母さんから〈少しだけAに会ってあげてほしいの。〉と連絡が来たため、次の日にAのもとへ行った。
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美紅(プロフ) - 楯山アヤメさん» そうですか… (2019年3月20日 22時) (
レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
楯山アヤメ(プロフ) - 美紅さん» すみませんが小説自体のリクエストは受け付けていません。受け付けているのは次回作の短編集のものだけです･･･。 (2019年3月20日 22時) (レス) id: 8a9156fa53 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - 楯山アヤメさん» いいえ、小説です (2019年3月20日 22時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
楯山アヤメ(プロフ) - 美紅さん» 『君との時間』のリクエストでしょうか？ (2019年3月20日 22時) (レス) id: 8a9156fa53 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - イナズマイレブン 無印時代 マックス君 FF編&エイリア学園編&FFI編 FF編はマックス君の幼馴染であり猫耳帽子のキャップエイリア学園編はオリキャラ登場するキャラバン参加するためFFI編はイナズマジャパンの代表選んだの物語です (2019年3月20日 22時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楯山アヤメ | 作成日時：2019年2月11日 21時
