風丸一朗太と家族と恋 ページ1
イナズマジャパンのキャプテンである円堂守の保護者と言われる存在が二人いる。
一人は円堂の幼なじみで円堂に誘われサッカー部に入った風丸一朗太。
もう一人は風丸の友人である柊A。
二人とも元陸上部員で、風丸は選手、柊は選手だったがケガをしてマネージャーに転向したのだ。
なぜその二人が保護者といわれるか。
二人が両親で円堂がその子どもに見えるからだ。
後輩は仲の良い先輩たちと思っているだろうが、同級生からしてみればもはや家族にしか見えない。
例えば雷門時代、風丸の家で円堂が課題をやっていて分からない問題があったとき、風丸が解説して柊が間食などを持ってくる。
…どこにでもいる家族の図だ。
いや、そもそも風丸の家なのに用意するのが柊というのはおかしい。柊は風丸家の間取りを把握しているのか。
話は逸れたが、二人は別に付き合っているわけではなくこれが普通なのだ。
だから後輩たちは勘違いしたのだろう。
円堂に勉強を教える風丸と、机を挟んで二人を見守るように目の前に座っている柊が付き合っているのだと。
「え、そんなんじゃないよ？私はただ風丸に誘われてマネージャーになったっていうだけで、別に付き合ってるわけじゃないからね？」
灰崎の質問に"何言ってんだこいつ"みたいな顔をして答える柊。灰崎は「マジかよ…。」と小さく呟いて怪訝な顔をした。
そんな顔をする気持ちは分かるが俺は、俺たちは知っている。あいつらの思いを。
「確かに付き合ってないな。だが俺はそう思われて嬉しいぞ。」
「え…？」
柊は瞬時には理解できていなかったが、少しずつ理解していったようで顔を真っ赤にさせた。
付き合ってはいないが風丸の柊に対する感情はみんな分かっていた。そして柊が無意識に風丸だけに向ける感情も。
「おい鬼道、あの二人マジで付き合ってねぇのか？」
「ああ、だが心配するすることないぞ。」
「あ？」
「あの二人はこれから先も一緒にいるだろうからな。」
後輩たちは二人のことを知らないから付き合っていなかったことにびっくりしただけで、同級生からしてみればこの二人が離れることがおかしいと思うくらい、相思相愛なのだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 36人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紅(プロフ) - 楯山アヤメさん» そうですか… (2019年3月20日 22時) (
レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
楯山アヤメ(プロフ) - 美紅さん» すみませんが小説自体のリクエストは受け付けていません。受け付けているのは次回作の短編集のものだけです･･･。 (2019年3月20日 22時) (レス) id: 8a9156fa53 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - 楯山アヤメさん» いいえ、小説です (2019年3月20日 22時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
楯山アヤメ(プロフ) - 美紅さん» 『君との時間』のリクエストでしょうか？ (2019年3月20日 22時) (レス) id: 8a9156fa53 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - イナズマイレブン 無印時代 マックス君 FF編&エイリア学園編&FFI編 FF編はマックス君の幼馴染であり猫耳帽子のキャップエイリア学園編はオリキャラ登場するキャラバン参加するためFFI編はイナズマジャパンの代表選んだの物語です (2019年3月20日 22時) (レス) id: 5e245d9090 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：楯山アヤメ | 作成日時：2019年2月11日 21時
